3月11日 | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。


早いものです。
もうあの日から四年が経ったことが、信じられません。

テレビも、ラジオも、朝から特番を組んでいた。

あの日を風化させないように。

あの日からの被災地の今を。

あの日から明日への思いを。

どれを観ても、聴いても、涙を誘う。

朝から、泣いてばかりの一日でした。

四年前のあの時間、私は熊谷の駅前の喫茶店で、人と待ち合わせをしていました。

待ち合わせの相手は、私が経営していた店で19歳から働き、20歳を過ぎた頃にグラビアデビューを果たした女性でした。

今彼女は32歳。

すっかり大人になりました。

その彼女が、28歳の3月11日。

約束の時間は午後3時。
 

あと少しで、時間だと思った時でした。

喫茶店の照明が揺れはじめ、それは次第に激しさを増し、テーブルも床もそれに連れて揺れだしました。

それまでの人生で震度4の揺れしか知らない私にとって、その時の揺れは、地震という認識すら出来ない理解を超えた振動でした。

そして、それ以後の日本列島を覆い尽くす閉塞感。

日本中が、暗闇の夜に沈んでしまいました。

この時が、私と江波りゅうの出陣の時でした。

あの日、彼女は一大決心をし、歩き始めました。

あれから、四年の時が過ぎて、彼女も私もあの日の決意のままに、歩き続けています。

あの大震災に敗けず、復興の道を前進している被災地の方々に敗けないように。

~『復興』は『福光』へ向かって~。