『永遠の0』観賞記 番外編 2 | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

父や、その友人達、そして叔父や母から折に触れて聴いている。
戦時下の人々の筆舌に尽くし難い塗炭の苦しみ。
戦地に出征して行った、父、兄、息子、叔父。
それらを奪われた人々の思い。

圧倒的な武力の差の中でも、戦い続けるしかなかった軍人の心中。

思想操作されて、神国日本の勝利を信じて、神風の吹くことを信じて、盲目的に戦いにのめり込んでいた訳では無く、それぞれの思いの中で死を選んで行ったように思う。

生前、私の父は言っていた。

『始まった時から、勝てるなんて思ってるもんか』

『戦争していいと思ってる奴なんか居なかったよ。だからって始まったら、戦争反対なんて歌ってられるか、行くしかないだろう。誰が好きで戦争するか』

その夜の、父の自嘲的な笑みを今でも憶えている。



iPhoneから送信