何も出来なくてすみません。 | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

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昨日の朝、

熊谷の空、雲が不気味。

地震の爪痕。

そして、原子炉の爆発事故。

被災者の皆さんの心痛を思うと、言葉もない。

被災地から離れた私の住む地域にも、日常にはない風景が…

品物が何も無いコンビニの商品棚、道路上のそこかしこに給油待ちする自動車の長い列。

動かない電車。

頻繁に伝わって来る地震速報。

それでも、私の周りには、津波の傷跡も、累々たる瓦礫の風景もない。

貴方達の心を容赦無くへし折る、絶望的な悲しみは無い。


的を射ることのない、政府や、東電から発表される、現況に対する説明。
募る不安と不満。

それでも、貴方達の事を思えば、どうと云うことはない。

今、劣悪な状況の中で懸命に救助活動が続いている。


歯痒い思いの中で、自分達で復興の行動を開始した被災地の方々。

政治や経済に頼りきった国家。

人間性を軽視した国造りは、大自然の猛威の前に、なんと非力なことか。

政治も、科学も、経済も、抗う事さえ出来なかった。

そして、自分達が信じて疑わなかったこの国の指導者達は貴方達に安穏を与えることは出来なかった。

既成の秩序が砕け散った時、被災者と呼ばれた民衆は立ち上がった。

誰かにすがるのではなく、
自らが、同苦する者達と手を取り合い、瓦礫の廃墟の中から新たな日本の秩序を創りあげるべく、立ち上がった。

生き残った貴方達こそが、その先頭に立つ資格が有るのだ。

私達は貴方達の後に続き、前進すること誓おう。
そして、最大の称賛の拍手を贈ろう。