実は… | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

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 このブログには書きませんでしたが、我が友であるヒクちゃんが、突然の体調不良を訴え、全然元気が失くなってしまったのです。
《もっとも、ヒクソンは犬なので何か言葉を発した訳ではないのです。》
それが今から10日ほど前の事でした。

そうなる二日くらい前に、私は、ヒクちゃんの顎の下にかなり大きなしこりが在ることに気付きました。

その時点ではヒクちゃんの様子には、変わったところも無く、加齢の為に出来た脂肪の塊くらいにしか思いませんでした。

それに、ヒクちゃんもいつも通り元気いっぱいで、これが今年15歳に成る犬かと思うほど。

話が、少し逸れますが、私の住む辺りにも、老犬はかなり居ます。

散歩の道すがら、その犬達の飼い主に、犬の年齢を尋ねると、必ずと言って好いほど、我が友ヒクソンよりも若いのです。

目もよく見えない。

歩くことも厳しい。

見るからに、間もなく死んでしまいそうな老犬達が、ヒクちゃんよりもずっと若いことを知り、何となく嬉しい気分で居ました。

その、ヒクソンが今、私の前で、すっかり弱った姿を見せているのです。
私は、自分ではどうすることも出来ない、ヒクソンとの別れの時が近づいていることを、初めて感じました。

幸いにも、それから三日ほどで、ヒクちゃんはいつもの元気を取り戻し、今日に至っています。

ヒクソンが、もし、死んでしまったらと思うと、堪らなくなります。

私は、残されたヒクソンとの時間を大事にしなくてはと云う思いが胸の中いっぱいに拡がりました。

今朝もヒクちゃんは、家の外から、こちらを伺っています。

『散歩行こう!』

と、言っているようです。