笠哲哉ブログ -6ページ目

自民党 党4役

自民党 党4役が決定となった 我々日本遺族会の会長である古賀誠先生が新設の選挙対策委員長に就任の上4役入りとなった 日本遺族会副会長の尾辻先生は既に参議院議員会長であり 組織内議員で日本遺族会の正副会長が自民党の党5役の内2名を占めた 参議院は民主党が多数を占め また次期衆院選は圧倒的に不利な状況で迎える事になりそうだが 古賀新選対委員長の指揮下 我々日本遺族会に結集する自民党員は果敢に戦って 民主党をはじめとする亡国野党集団を打ち砕き 靖国神社国家護持に向かって前進するとともに この間の構造改革路線の行きすぎや副作用で苦しむ国民の声を受け 大胆に経済政策路線を修正 国家国民の一体性を大切にする保守本流の伝統に立ち返る必要がある
私自身 日本遺族会を母体として生まれた 英霊にこたえる会 の一員として また英霊顕彰会の会長として自民党の再生を通じて 祖国の復興に努める決意

構造改革路線許すまじ

社保庁だの領収書だの給油だの言ってる内に そもそも小泉改革という名前で推進された新自由主義経済政策の性急な導入が 我が国の経済に破壊的なダメージを与えている事をどうするのかという事の議論が深まらないまま総裁選は終了してしまった
格差社会とよく言われるが 格差そのものもいただけないのだが 深刻なのは 国民として最低限の生活も営めないくらいに追い詰められた人々が今も多数生み出され続けているということだ
地方で 農林水産業や公共事業を核として生活していた層が 切り捨てられ 郵便局さえ取り上げられ 地元で生活し続けられないようになっているのは あきらかに国策として小泉政権下進められた構造改革の結果である
そしてトヨタやキャノンを典型とする大企業が優遇され 自由化や規制緩和の名で 不当な利潤をあげ 一方で偽装派遣あるいはワーキングプアと呼ばれる下層労働者の無権利状態は 深刻さを増している
問題は 民主党が規制緩和や自由化には もろ手を挙げて賛成というか そもそも言い出したのは彼等だし 民主党=連合ブロックに切り捨てられた 非正規=下層労働者は国民としての自らの生活を守る 労働組合も 政治組織も持たず ただ踏みにじられる一方であることだ 当然 彼等より弱い立場の失業者やホームレスなどは 役所からは人間扱いすらされず このままでは 家族国家としての我が国の独自性や誇りはうち捨てられてしまい誰も省みなくなってしまう
トヨタは1989年経常利益7338億円に対して4782億円の納税だった 経常利益は2006年では15552億円に倍増に対して 納税額は4746億円と逆に微減(納税額は法人税 法人住民税 法人事業税として計算した)その一方で正社員の3分の1程度の賃金で働く期間工を11000人以上雇用し最長で2年11ヶ月の契約で使い捨てている だがこの人達は国民として無償の教育を受け トヨタが使い捨てた後は 失業保険給付金 健康保険国庫負担金 生活保護等国庫でもって面倒を見るのだ またそもそもトヨタが自動車を売って儲けられるのは 国家 都道府県 市町村 公団が全国に道路網を建設してきたからで その原動力たるガソリンはその9割を中東に依存し 政府がその外交国防能力の全てを挙げ 主として米国との連携の上確保してるのだ
イナゴの大群のように 国家国民が犠牲を払い 築いてきた国富や労働力 米国との市場関係にただのりして食い荒らすことは許されない
自民党の議員の少なくない部分はこの種の 悪徳商人に献金で癒着してるのは率直に認め 反省を求めるが 
トヨタは選挙では企業ぐるみ連合系組合ぐるみの選挙戦を繰り広げるが その推薦議員は 民主党である
これでは 踏みにじられた労働者も 税金を盗奪された納税者も怒りの1票を託す先を持たない
この構造の上に 現在は慶応大の先生として政治責任も負わずのうのうと評論してる竹中平蔵氏やそういった構造改革論者が 国家を売り渡す政策を推進 逆に永田町が手玉にとられたのだ

いまこそ 心ある国民は 政治家をして覚醒せしめ 構造改革路線=新自由経済政策を清算解体させ
新しい道を国家のすすむ道としてしめそうではないか

国立慰霊施設推進せず

本日で総裁選は終わり 明日 投開票となり おそらくは福田新総裁の誕生となる 私は直接に投票できるわけではないので 総裁選に対しては少し距離を置いて見る事ができる
昨日は 茨城県に行った 私が会長を務める 英霊顕彰会の 相談役 と理事長が茨城県に在住なので顔を出した次第 理事長は現職の市議会議員であり後援者でまだ英霊にこたえる会に加入してない方に 靖国神社国家護持と当面総理以下政府の責任者による公式参拝の定例化を進める という主旨を説明の上入会手続きを図る予定 茨城はその方面は熱心な自民党支持者が多い 
以前 敬宮殿下御誕辰の際 相談役と理事長が中心となり つくば市で約3000人の市民周辺住民の参集をえて 奉祝行事を奉催した事がある 私も代表世話人として参画 英霊にこたえる会中央運営委員長倉林先生の御紹介で 茨城県副知事であった故軍司英霊にこたえる会茨城県本部会長の協賛もいただき 自民系地方議員十数名また将官級の退役自衛官 退職校長など地元名士も世話人として参画してくれた
自民党茨城県連は総裁選に関しては 麻生先生に投票を決めている
昨日 福田先生は党内世論や麻生先生の主張にも配慮して もし総理総裁に就任したら 持論である国立慰霊施設の建立設置の推進を当面行わないと発言なさった
この一点だけでも 麻生先生が立候補なさった意義はあるのだし
微力ながら私ども自民党員や自民党支持団体 支持者が地道に運動してきたことも無駄ではなかったと実感する

9月25日対談イベント出演予定

9月25日に新宿で対談トークライブに出演するのだが 自衛隊と国軍の違いとはなにか というテーマ

新宿ネイキッドロフトにて対談イベント
針谷大輔が斬る!! 「男たちの国防論」 Vol.5
国防論を実践すべき軍隊とは?
「国軍と自衛隊の大きな違い!」

 軍隊とは、自国を守る為の要であり、軍人とは、その国で一番「名誉」と「誇り」を重んじる存在である。我が国においても、帝国陸海軍の将兵はこの基本にもれる事なく、他のどの国にも負けない「名誉と誇り」を携えていた。しかし現在の自衛官はどうであろう…。防衛省火炎瓶闘争の意味を踏まえ、我が国の軍人の在り方を、実践活動家と国体学者の眼からぶつけ合うトークライブ
詳細は以下のサイトで
http://www.giyuugun.jp/yotei.php  


以下はイベント用のレジュメ




自衛隊から国軍へ日本国憲法秩序日米安全保障条約体制の廃棄を通じて国防体制の確立を

命惜しむな名こそ惜しめよ
古来 戦に臨む武人の心意気とは斯くの如きである

我が国は明治維新以来 欧米流の近代民主主義の外貌を纏うよう努めてきたが それは偏に列強諸国に伍するためであり 決して古より続く我が国の国体のあらはれをスポイルする為ではあり得なかった

然れども 大東亜戦争における敗北的講和 占領下で行われた思想言論統制の遺制により 国民自身が自らの手で国体の精華を毀損誹謗するが如き風潮が蔓延る今様は 唯無念の一言に尽きる

朝鮮戦争に際し 現実の要請からGHQの指令により憲法9条の規定に拘らず自衛隊が創設され 米国の戦略構想により その戦力は日本本土の防衛力のみに限定された
その後長く米ソ冷戦が続き またソ連が崩壊し米国が唯一の軍事超大国となる中 大国間の国家総力戦は起こらず 安保条約の下我が国は独力で国防体制を整える必要に迫られないまま現在に至っている

このような次第により 国家独立の精神が損われたまま半世紀が過ぎ 国家存亡の危機と言うべきこの現状の『与えられた平和』を国民の過半が寧ろ当然であるかの如く受け入れている

国家の存立無くして国民の生存はあり得ず

現在ではイラク戦争にみられる如く 米国一国で世界全地域の軍事力均衡を保つことは困難になってきており 平和秩序維持の責務の一端を世界第二位の経済大国たる我が国が負うことによって 一層の安寧を世界に齎すことが望ましい

その為の政治方策として日米安保条約体制の歴史的役割を終わらせ 我が国と米国は現在確立された親密な新しい二国間関係を基礎として政府間合意としての日米同盟関係を日米安保条約体制に替わり確立すべきと思う 従って日米安全保障条約締結を前提として憲法的講和行為として成立している日本国憲法の無効を宣言 米国に対しその旨を通告する

自衛隊は我が国の実力と担うべき責任に相応しく 陸海空軍の三軍として再編し 新国家体制を確立する国民の運動と明治維新にも例えられるような我が国家の再生が成し遂げられた後は 文字通り勅任宰相の指揮の下一糸乱れぬ活動を行う組織体制に改め 神代の昔から連綿として伝わる我が国の国体のいわば守護神として 皇軍たる名誉を回復することを目指すべきだろう

国防の本質的目的とは国体護持にある
そも国体とは何であるか

国体とは 神の御子孫たる皇孫が 天地が果てることの無きが如く 統べ治め給うというわが国固有の 御神勅に基づく国のあり方である

さらに国民の多くが 畏れ多きことではあるが 皇統よりの血縁的由来を持ち 歴史的 文化的に一体であるだけでなく 家族国家の成員として本質的には一大家族である

神軍と書いて すめらみくさ という言葉を表現するのだが この実体を構成するのが 神 天皇 国 人が大生命として一つとなった体 その具現がわが国家であって 家族国家 共同体国家としての自然現象が国体として観察意識され これが国体観の体得につながる 

個々の生命と国家の生命が一体であるという観念が国民のなかに普遍化されていてはじめて 国民の生命財産 国土 国益 国家が矛盾することなく一つの体として観念される

このような国家と国民との大生命観に根ざした固有の紐帯が わが国の国防の根底にあらねばならない
家族を守ることが即ち国家の防衛として意識できる ということが国体護持を国防の本質的目的に掲げることができる特別な国家としてのわが国の 一つの強さの表現でもある

国民が皇室を大本家とする一大家族であるということが 国体の核心より出でたる 世界に誇る我が国の特別の優位性でもあり 国防を論ずる際 まさに他国にはありえない固有かつ無上の価値である

笠 哲哉
英霊顕彰会 会長
携帯電話 090-7196-8797
〒152-0002 笠哲哉事務所 目黒区目黒本町2-17-17 NEビル4F
TEL 03-5704-9655
http://blogs.yahoo.co.jp/ryu543212001

buddha-svabhāvaとθεοκρατιαとvinaya

buddha-svabhāvaとθεοκρατιαは全く異なる 時代と環境に生まれた概念であるが 筧先生の 皇国不二または我が国 我が憲法には 神と人と 活動と法と意気込と の有らゆる方面が一切一時に具はって居るが (「大日本帝國憲法の根本義」より引用)というような記述を反省すると 我が国の神代と現代の不二一体たる 生命表現にあっては 余程 違和感のない概念で 仏の自生つまり おらなる仏という仏性概念と 神のみこともちが 即ち 神の御胤たるすめみまであるという 皇国体固有の現実が 汎生命観とヴィナヤの内在 つまるところ 抱握の自生的かかわりかたという様子をむすひというようになるのかもしれない 従って 五戒という漢語のかたい語感はなにか違う言葉に置き換えたほうがよいのだろう

VINAYA SILA ヴィナヤ シーラ


今日は冒頭からパーリ語で申し訳ないのだがVINAYA とSÎLA というのは ヴィが さかさま まあ あちら というようなこと ナヤはNayati 導く ひきまわすというようなことで 通常 戒律と訳されている シーラ は それをあげたてること  pañca-sîlaは五戒のことで アデインナーダーナー ヴェーラマニー スィッカー バダン・サマーディヤーミ は 与えられてもなきものを我がものとはしないことを戒めとする ムサーヴァーダー ヴェーラマニー スィッカー パダム・サマーディヤーミは偽りを口にしないことを戒めとするというようなこと あとは不殺生 不邪淫 不飲酒の三つの戒めで 特に出家ではなく 普通に生活する上では これだけが定められた決まり事なのだが ヴィナヤは普遍の道であり シーラは現実生活の実践指針である さかさまに導くとは 人が生物として流れがちな方向のさかさまに導くつまり妄執や欲望 怒りや悲しみ などのとらわれの正反対に導く戒めである



西欧政治学では 国民の欲望の総和をいかに満たすかがいわゆるデモスクラティアの基礎構造として語られることも多い 我が国の俗流政治でも 米国流のプラグマチズムと経済価値偏重の密輸入から 簡単に民意なるものの内容を 人間の動物的属性にひきよせて 語る政治家が主流である

一つの国家が 例えば 指導者も統治者も失い 大衆民主主義 人民民主主義 の共和国として行動する時 それが市場主義だろうが自由主義だろうが共産主義だろうが 餓鬼道にもいきつくばかりのあさましい姿をさらす 東西の隣国がそうであるように

我が国は道義国家として世界をみちびき 一つ家の 家族とせねばならない天命を与えられ それは この繁栄の中 具体的に実現する世紀の近づきを感じさせる

政治家を選ぶとき 先の 五戒のうちの 詳しく取り上げた二つは 手がかりとなれば幸いだ

総裁選始まる

今日は午後2時から党本部で麻生・福田両候補の立会演説会があり 全党所属衆参両議員をはじめとし多くの党員の前で国民に対する政見の訴えがあった 
引き続き午後4時から渋谷ハチ公前で街頭演説会の案内があり参加する
ハチ公前は報道陣・国会議員・都議区議・党員支持者また多くの国民に埋め尽くされ 立すいの余地もなかった 整理の制服の警察官が 『ここで立ち止まって演説を聴く事は出来ません 移動してください』 と叫んでいたが当然移動できるわけもない状況であった 数年前同じハチ公で神奈川8区の補選の演説の際も強烈ではあったがそれにも増して さすがに我が党の総裁選は総裁に選ばれたものが 総理になるという特質もあって 国民の関心の高さが感じられた スピーカーが音割れしていて細かい内容まではとても聞き取れないし最初からそんな気もないのだが 勿論 政策も施政方針もあるだろうがまずは人間としてのエネルギーや魅力・人物と言うものが街頭演説ではあらわになる為 政治に関心の高い人は見に行くのだ
千葉5区で活動していたとき お世話になった臼井元防衛庁長官が選挙管理委員長として演説なさっていたが 普段温厚な臼井先生がエネルギッシュに感じたのは街頭演説だからだと思う これが政治家のメリハリということだろう 
福田先生が先 後で麻生先生が演説なさった 
さすがに福田先生は重みのある落ち着いた言葉であり 麻生先生は人気と言うことでは人後に落ちない
どちらがいいの悪いのと言うよりは さすがに自民党はどういう状態になっても国家を預かる人材に事欠かない そんなムードがやはり現場に行くと新聞・TV業者が面白半分に伝えている印象とは逆に国民に直接伝わる そんな気がした 
明日は大阪 そして主要都市を周り また各県連や小選挙区支部長が時間の関係もあり 可能な限り郵便による党員投票に準拠して麻生・福田のどちらに入れるか決める という流れだ
この部分は一部報道のように各派閥を抑えた福田先生の勝ちといった事とは既に変わってきている
いずれにせよ党員が国民意識を代弁し 積極的に総裁選に参画する事が党がそして政府が立て直せるかどうかを決める事ができる こういうことだろうと確信する
急な話で当初は両先生も戸惑いもあり また報道の冷淡さもあって以前からのキャラクターや政見政策での判断でいわば新鮮味がないような話にされてしまっていたが 
総理総裁を目指す大きな選挙に1週間も出ていれば党員や国民の声に直に触れる事によって 国民の総理として自覚も生まれ ある意味生まれ変わって行くものである これを選挙の洗礼と呼ぶが多少なりとも党再生が進む事の実感を私自身感じることができたと言う意味で ハチ公まで行って良かったなと思った

Her Majesty's Loyal Opposition

残念な事に 今回の事態の主因である 健全野党の未形成は 自民党が自浄し挑戦的に自己再編に向かおうとした動きに反動効果をもたらすだろう 私は構造改革路線の新自由主義経済政策の側面には反対だったが それでも 自民党は己を立て直す為 挑戦し続けていた事これは否定しがたい積極面もあったように思う とりわけ 第一次内閣で外交 教基法 新憲法など戦後レジームの脱却にむけある意味実績を積んできた安倍政権は 第二次内閣では 党改革と新自由主義経済政策の方向性においての偏向を 調整 緩和せんとスタートしたばかりだった
参院選で我が党の本来的支持層の内約4分の1が民主党に投票したという調査分析が自覚をうながした事もある  その意味では 対決政局や反対野党を民主党に望んだわけではない この自民系移動票の解釈を民主党執行部は勘違いしてるのだ
結果 一旦 自民党は萎縮を余儀なくされるだろうが 次には政界再編は避けられないだろう
上 中 下の目線から再編の手がかりを模索してみると 
Her Majesty's Loyal Opposition の形成つまり 伝統に根ざした新憲法秩序の共有と国家意識を基盤とした忠誠心ある政治家集団の確立
自民 国民 民主という枠の再編
議員政党の解体と 国民による政党へのイニシアチヴの形成
この辺が鍵となるのだろう
我が国は 世界第二位の大国であり 長期の足踏みは許されない

政党政治の終焉

今回の安倍総理退陣の公的な理由であった 党首会談の拒否は 政党政治の終焉の始まりであると思う 今日になって 事の重大性に気づいたのか 事実を隠蔽するような会見を小沢さんは開いていたが 細かい事は置いて 彼等が主張してた 政権交代可能な二大政党への収斂というシェーマを自ら破壊して見せた 日本国憲法秩序はあるいは戦後レジームは 占領軍最高司令部の外交安全保障等の国家重要事項の総枠決定の下 内政についてのみ自治政府たる内閣と国会が担当するところからはじまった
法的制度的には最近まで規定されてなかった政党 特に政権維持のための体制政党 自由民主党と政府諸官庁の官僚の連合体が 戦前から続く秩序を維持してきた
これは 細川 羽田政権下でも 野党自民党の重要法案における妥協やそもそも非自民連立政権が 自民政権の基本政策を踏襲するという合意をもとに成り立ったことにもたすけられ 大きくは変動しなかった
我が国ではそもそも選挙には国民有権者のうち半数も参加しないことが常態である
今回の参院選の得票の変化率も分母がそうであることから 微々たるものである 社会保険庁の失態などで政府にたいする失望感や不信感が蔓延してたのは冷厳な事実であるが
それが民主党への信託となってないことは明白で 自民あっての批判票を 単独で国民の信託を得たかのような党首会談拒否の態度は 政府の外交に責任をもった態度とはいえない
仮象の政党政治はやはり虚構でしかなかった
小泉総理のとった大衆シンボル操作的手法から自民党が変化を見せ始めたとたん民主党が 政党政治の墓堀人に手をあげるとも思ってなかったが 
生まれてから 一度も 労働の経験を持たず 最初の 仕事らしい仕事が 秘書や運動家 学者 下手すると国会議員であるような政治家が民主党の幹部には多い
覚悟ある拒否でもないようであるが 脆弱な日本国憲法秩序を制度の外から支えてきた政党政治に拒否の一撃をくらわした以上 占領軍がいない現在 この崩壊を止めることはできないだろう
投票に参加しない国民からの 制度不信任だけでなく 国会議員として何十年も国庫に寄生してきた議員自らが 秩序の破壊に手を染め始めた以上 新たな且つ伝統の国家秩序を組み立てはじめなくては 戦後レジームのその後は切開けない

政治家 安倍晋三

政治家 安倍晋三先生 には感服した 我が国の議会政治には 近年では初めてのねじれ状態における 外交安全保障国際政治場裏において インド洋給油など 党派政権を超えた国益 国策の問題を 党首会談という新たな方式で解決しようという提案は 国会の場で開いてやるという小沢民主党党首の拒否にあった 今後 国会は制度としての麻痺 終焉を露呈するだろう
政府を担う政治家の 自制と奉公心でかろうじて成立していた我が国の議会政治は 外交統治能力を喪失した
ここにおいて 戦後レジームの終焉を まさに安倍総理は体現したのである
政治家の出処進退において これほどの見事な姿を見た事はない
今後は指導的政治家として 新体制の建設に力をそそいでいただきたい