沖縄県那覇市安里にある栄町市場。
南国沖縄独特ののんびりと時間が、栄町市場の通りを流れていく。
時を気にしない夏の栄町市場風景。
本土復帰直後の沖縄の庶民生活も雰囲気が残り漂う市場だ。
古い建物や人の行き交う姿、商い風景を見るのが好きで、ぶらぶらと歩く。
別に行くあてもなく何度も市場内を行き来する。
居心地がよく、沖縄に行けば度々訪れる場所だ。
ゆいレールで行くなら安里駅で降りればすぐ近く。
戦後しばらく経った昭和の時代から平成の中頃にかけて、ここは活気ある庶民の台所でもあったようだ。
衣食住など、あらゆる物を売る店が数多く集まり買い物客などでひしめき合っていたようだ。
1972年、沖縄は本土復帰すると那覇の町は大きく様変わりしていったようだ。
栄町市場のすぐ近くにあった広大な米軍の住宅の敷地が返還され、跡地に「おもろまち」という大規模な新都心構想が計画実行されて、都会的なセンスを持った近代的な商業タウンが出来、人の流れは大きく変わったようだ。
それでも栄町市場は大きく変わる事なく、昔ながらの雰囲気を保ちながら静かに存在し続けている。
さしみ屋さん
栄町の市場街は年々少しずつ空き店舗が目立ちはじめた。
そこに飲食関係の店がぼつぼつ入り、夜になると若者達が集まる。
栄町の食堂。
カウンターに4~5人しかすわれない狭い食堂で昼食。
てびち汁定食を食べた。
観光客相手でなく地元の人が来て食べる昼飯は沖縄料理そのものだ。
夜の酒場周辺で無邪気に遊ぶ子供たち。
店内でオリオンビールと泡盛で。
沖縄独特の豆腐の発酵食品 豆腐よう
2009年7月 撮