10年ほど前から在校する生徒がいなくなり、休校状態が続いていた浦山小学校。
入学の見込みもなく、校舎や校内にある設備などはそのままでは傷んでいくばっかり。
ついに廃校することが決まり、2019年10月5日閉校式が行われた。
昭和の38年に大保木地区は7つの小学校と1つの中学校があったが、高齢化や住人移転などにより次々と廃校になっていき、休校状態だったが浦山小学校だけが唯一残っていた。
市では検討委員会を設けて浦山小学校の在り方を話し合ってきたが、残念ながら廃校になることが決まり、ついにこの地区に学校はひとつもなくなった。
戦後、日本の山間や島の多くの学校が廃校という運命を辿って行ったが、この地区も例外ではなかった。
浦山小学校は明治43年黒瀬尋常小学校浦山分教場として開校
昭和24年 西条市立浦 山小学校となる
昭和51年 高嶺小学校浦山分校となる。
昭和61年 高嶺小 学校閉校により浦山 小学校となる
平成元年 3月児童数0により、休校とな る
平成2年 4月復校したが、通学する児童が卒業とともに不在となり、平成 22 年 4 月 1 日より現在まで休校になっていた。
今後は同校の卒業生や関係者、また地域の住民 の方々などからのご意見も反映したうえで、今後の施設の保存や活用について検討を行っていくそうです。
雨上がりの浦山小学校 遠望
閉校式にむけて、校内を整地する卒業生たち。
裏山小学校に至る道が大規模な山崩れで6年間通行止めになり、校内は荒れはてていた。
しかし、卒業生や地域の人たちのおかげで見違えるようにきれいになった。
卒業生による歌の披露
閉校記念碑を校内に設置。
閉校式のときに除幕式が開催された。
卒業生による踊りの披露です。
好天に恵まれて、盛りあがりました。
7年ほど前の学校風景です。
まだ遊具などがきれいな形で残ってました。
昭和54年度卒業記念碑。
2014年の大規模な崩壊。
裏山に通じる動脈道が約6年にわたり通行止めになりました。
崩落から6年後の風景です。
崩落があまりにも大規模すぎて、未だに工事中です。(2019.10)