上手く
今以上に
もっともっと
出来るように
私たちは幼い頃から
常にどこかに向かい
何かを目指し
努力するように
頑張るように
教え込まれてきました
それが当たり前で
疑う余地も無く
無意識に上を上を目指して生きてきました
でも
それが元で生きづらくなったり
自信が無くなったり
人と比べて落ち込んだり
頭の中で
いつも自分にダメ出しし
責め
罵声を浴びせ
自分が自分の一番の敵でした
でも今
そう言ったカラクリに
疑問を抱き始めている人がたくさんいます
上手く、早く、出来るようにする事
上を上を目指す事に
「で？」
「それが何なの？」
と。
私は今年の夏
自分の中の〝ふと〟に従い
エックハルト・トールの本を
夢中で
楽しんで
読みました
そしたら
気が付いたら
それまでの宇宙的なスピリチュアルから
「悟り」と呼ばれる領域に足を踏み入れていました
そこに重なるように
ノンデュアリティの情報
〝起こる事は決まっている〟
〝私たちに自由意思はない〟が入ってきて
大きなショックと虚無感を感じました
物心ついた頃からの探求のテーマは
私は何者？
私はなぜここにいるの？
どこから来てどこへ行くの？
その答えが知りたい人生でしたが
夏が終わるころ
〝それはわからない〟
という事が〝わかりました〟
今の私たちの意識では
それを理解する事はムリだとわかった
オーバーに聞こえるかもしれませんが
私にとってそれは
衝撃であり
敗北であり
虚無感に襲われて
壁も天井もない
床しかないエレベーターで
永遠に下降している感覚を覚えました
あとで知ったのですが
それって探求型の人にありがちで
そこで精神を病んだり
死を選ぶ人もいるそうです
私にとってその「わからない」は
向かう方向を失った状態
空中分解です
その時は
自分の状況がどういうものかよくわからなかったのですが
わからないながら
よく戻ってきたなぁという感覚がありました
だって〝虚無〟めっちゃ怖かったもん 笑
よく考えたら
顕在意識3〜5%で
90％以上の潜在意識の領域を理解しようとするのは
到底無理なこと
わからなくて当たり前
それだけ
目に見えないもの
私たちを生かしている存在は
壮大だという事
科学もスピリチュアルも
わからない事だらけなのです
「わからないとわかった」
「だから理解しようとする事を諦めた」
「よって探求の旅が終わった」
ある人に
「それが悟りだよ！」と言われましたが
探求をやめた私にはよくわかりません 笑
それからの私は
何かを目指そうとか
どこかに向かわなくちゃとか
上手く早くやろうとか
思い通りにいかせようとか
期待や執着、焦り
頭の中のおしゃべりやダメ出し
心の空回りが減った気がします
過去や未来に思いを飛ばす事も減り
「今」を踏みしめ
「今」と同調している感じです
宇宙的なスピリチュアルの頃は
私たち＝神・創造主 と表現していたものも
なぜか気が付いたら
私たち＝自然・森羅万象 と
自分の中から出てくる言葉も変わっていました
でもその時
森羅万象の意味がわからなくて
調べました 笑
森羅万象とは
私たちは自然の事象と同じ
種が芽を出し
成長し
花が咲き
枯れるのと同じ
自然の現象の一部
だから
今を精一杯生きて
命が咲かせたい花を咲かせる
私が悟ったのかどうかはわかりませんが
これが悟りだとしたら
何か全然キラキラしてなくて
何年も、何十年もかけて
一周して
振り出しに戻った感じで
ウキウキワクワクと言うより
ちょっと切ないぐらいです 笑
「私たちは初めからゴールにいる」って
こういう事かもしれませんね
今の私は心が自由で
自分自身も
出逢う人も過ぎゆく人も
目の前の景色も
起こる出来事も
漂う空気も愛おしくて
いい事も悪い事も
何があっても大丈夫、と
静かな
でも絶対的な安心感に包まれている感じです
起こる事をただ体験し
思った事を思ったまま思い
どんな今にもOK
どんな私にもOKと言える
それがあるがまま
ありのままを見る、という事なのかな？と思います♡
お読みいただき
ありがとうございました