shiro's nest -110ページ目

ふぇあばんとるんく

悲鳴がシャウトする。もはや誰が声ともわからない。

恐怖はいとも簡単に理性のたがを外させ、力のある者から走って逃げていく。

一度、暴かれた暴力は奔流となって、彼の大事なところをうねった触手で食べ続ける。

彼の体は熱を帯び、筋肉は鋼のような鈍い光を備えている。
気がつくと、部屋の中には私しか残ってはいない。

彼はしゃがみこみ、何かに向かって話しかけるように不気味な濁音を響かせる。
女の子だった。

紙のように体が萎えてみえる少女は、陰部を切り裂かれ、性器を啜られている。意識はあろうばずもない。

それは私に吊り下げられた牛の肉を思い出させる。

逃げなければ
逃げなければ

犯され 殺されてしまう

私は、そう考えながらも、綺麗に並べられたコブクロを思い浮かべていた。

頭の中のサインを整理してみる。

そう、彼は性欲を満たそうとはしていない。

食欲なのだ。

彼は、乾ききった少女から離れ、こちらに向かって歩みはじめている。

私はなにも言わず、彼も無言だが、無骨な吐息が口腔に収まり切らずに音を立てる。

快楽と絶叫を、まるで他人のようにドライに見つめる私は死にはじめていた。

人は人知を超える痛みに対して、一般的なことは口にできない。私の声は、震えながら文字にならない。


無秩序な計画に沿って腕が振り降ろされ、骨が軋みを上げて砕け散る。肉は爪で固定され、万力のような力で引き裂かれ、私の一部としての機能を失っていく。
今まで食べられたことのない私は、ゆっくりと、時間をかけて、彼の一部になっていく。彼と一つになっていく。


わたしはなくなることができなかった。





ふていき







しろ

暗い波紋

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暗い夜の闇のなか

いつもと違う空気がある



普段は暗い闇のなか

誰かが 小さい灯りを持つ


今日は暗い闇のなか

私はひとりでゆっくり休む


どうか あなたは夢のなか

今日は私を探さずに

どうか あなたの夢のなか


他の誰かに抱かれて欲しい




しろ

ペイ あんど ペイアウト

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たった一つの恋が

始まって また 終わる

たった一度しかない食事が

始まって また 終わる



どれもこれもが

たった一度

なんどもなんども

一会が最後

それは とても怖いこと

たった一度限りでも

ちょっとだけも

間違ったら 元には戻らない


僕らは みんなは

愉快な エコノミックアニマル

進むためには
ペイ あんど ペイアウト

ギャンブラーなんだ

ほら あなたの踏み出す その足が

地雷を踏んで スクラップ

びびって 動かなくなって
社会的にはニートなあなたも

ペイ あんど ペイアウト

アウトになったら

ゲームオーバー

リセットして やり直し

知っていたかい

実はゲームなんだ




違うかい?






しろ