Pure Love 28 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

車を出発させ、私達は病院を後にした。

 

病院から抜け出してから、

30分後に理佐のお父さんが

病院に全てを話し

混乱をさける手はずになっている。

 

私は車中では、

理佐の手をはなさなかったんだ。

 

「理佐、海に着くまで休んでね」

 

「ありがとう、友梨奈の肩、借りるね」

 

理佐は私の肩にもたれて眠りだした。

 

私は不安になった。

 

このまま、目をさまさないのではないか?

 

海を見せてあげることができないかも?

 

すごく心配になったんだ。

 

そしたら、玲奈さんがバックミラー越しに

私に話しかける。

 

「心配しないで、理佐は死なないから。

しっかり、理佐の手を握ってあげて!」

 

「うん、わかった。」

 

車で30分程度走った頃だった、

海が見えてきた。

 

また、ここにこれたんだ、

その広大な海を見ることで

私の脳裏にはあの幸せな時間を

思い返すことができたんだ。