Pure Love 26 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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理佐は目をとじるとすぐに眠りに落ちる

 

こんなことを考えてはいけないのだが、

どう考えても、理佐がこのまま回復

に向かうことは考えずらい。

 

日々衰弱している理佐を見ると

どうしても、『回復』って二文字が想像できない。

 

でも理佐に海をもう一度みせてあげたいんだ。

 

よし、理佐を海に連れて行こう。

 

私はその日、理佐のお父さんに相談した。

 

「理佐を海に連れて行ってあげたいんです。」

 

「え?私もそれは、かなえてあげたいが、

先生の許可はおりないだろう」

 

「わかっています。だから、連れ出すんです。」

 

「え???」

 

理佐のお父さんはびっくりした表情をした。

 

「連れ出すって・・・そんなむちゃな!」

 

「確かに、ムチャですし、

理佐の体にはかなり負担をかけます。

死期を早めるかもしれません

 でも、このままベッドに縛り付けて、

ただ死を待つだけなんて・・」

 

私は必死に訴え続けた。

 

「理佐に

外の景色をみせてやりたいのです。

お願いです。

理佐の最後の時間を私に下さい!」

 

私は、どんなに反対されても、

懇願し続ける気でいたが意外にも直ぐに

いい返事が返ってきた

 

「わかりました。

私には、止める権利も何もない。

理佐がそれで喜ぶなら 

是非、お願いしたい。

一体どうやって連れ出すつもりなのです。」

 

私は、考えを話して、納得してもらった。