(平手友梨奈side)
食後、佐藤さんが
入れてくれたコーヒーを飲み終えた後に
私は発言する
「もう、こんな時間か?
遅くなると両親うるさいから、
わたし帰るね」
理佐は少し悲しげな表情をしながら言葉を返す
「今日はありがとうね。楽しかったわ。」
「私も楽しかった。
そうだ、9月になったら、
私の試合みにきてよ。
私9月から、レギュラーなんだ。」
「うん!絶対みにいく。
友梨奈の活躍が楽しみだなぁ。」
私達は約束を交わし家路にむかった。
その後私は練習に励み、週に2,3回は理佐と
食事したり、家に遊びにいったりと
まるで、恋人同士のような気がしていた。
ただ私はこの感情を胸の中にしまって置くのが
苦しくなり始めていたんだ。
そんなこんなしている間に、9月になり、
いよいよ秋の地区大会が明日に迫っていた
スタメン出場の決まっている私は緊張で
どうにかなりそうな位、落ち着きがなかった。
どうしよう・・・そうだ!
理佐に会いに行って、緊張を解そう。
私はすぐに理佐の家に向かった。