ガラスを割れ ~暗闇の中の絆~7 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

平手友梨奈は松井珠理奈から教えられた

君島が潜んでいる倉庫に忍び込んだ。

 

彼女はサバイバルナイフを手に握り

、目の前には暗闇が広がっている。

 

君島は誰かが潜入してきたことを気配で察し

身をかくして周囲を見渡す

 

静かに足音を消して進む平手友梨奈。

 

壁に寄り添い目を凝らして君島の姿を探す。

 

だが先に君島が友梨奈を発見し1

0m離れた場所から背後をとり拳銃を構えた

 

しかしその拳銃を取り出す、

かすかな音に友梨奈は反応し左横に転がって

君島が拳銃を撃つと同時に避けた

 

素早く棚の並んだ細い場所に逃げこむ友梨奈

君島はその後を追ったが

前方にいるはずの友梨奈の姿を見失った

 

「どこ行きやがった・・・」

 

君島がつぶやくと同時に

棚の上から友梨奈が飛び降りてきた

 

友梨奈は棚の上に身を潜めていたのだ

 

友梨奈は着地と同時にサバイバルナイフを振りかざす。

 

君島も銃を撃つ。銃声が響く。

 

友梨奈は身をかわし、

ナイフを君島の腹部に突き立てる。

 

君島は苦痛に顔を歪めた。

 

「だれだ・・・貴様・・・」

 

「私の名は平手友梨奈、覚えておいて、

地獄でもその痛みをあじ合わせてあげるから・・・・」

 

友梨奈はそう言うと冷静にナイフを引きぬいた。

 

君島は床に倒れこんで息が絶えた。

 

友梨奈はゆっくりと歩きながら倉庫を後にした。