花占い 32 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

(渡邊理佐side)

右矢印右矢印右矢印右矢印右矢印右矢印

 

それから3年後

 

今日はポカポカして温かい

春風が新しい予感をあぶり出し

気持ちをウキウキさせてくれる。

 

私は白のドレスに身を包み教会へ来ていた。

 

私の大切な人と今、ここにいる。

 

控え室で鏡を見ながら

メークのチェックをする。

 

するとドアをノックする音が・・・

 

「どうぞ。」

 

「理佐さん・・・そろそろ時間だよ。」

 

現われたのは友梨奈。

 

友梨奈は青のドレスに身を纏い

私をエスコートしてくれた。

 

私達は二人でバージンロードを歩いて行く。

 

なにか熱いものが目に浮かんできた・・・

 

私は今までのことを思い返したら

涙がでてきたのだ。

 

「まだ泣くのは早いよ。」

 

友梨奈は私の耳元で囁いた。

 

「そうだね。」

 

私達は暫く歩いた。

 

そして立ち止まり友梨奈が呟く。

 

「さあ、お待ちかねだよ。」

 

その先には紺のタキシードを着た

隆史さんがいる。

 

そう、今日は、私と隆史さんの結婚式を

友梨奈の立ち会いのもと、行っている。