花占い 28 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

 

3月の上旬、

 

反町先生がアメリカに立つまで後3週間

 

今日、反町先生はお休みだ。

 

理佐さんは他の先生方のお手伝いで

外出しており、

ゼミ室には私一人しかいなかった。

 

すると、ゼミ室をノックする音が・・・

 

「はい、どうぞ~~」

 

「失礼します。」

 

そこには見知らぬ女子高校生が入ってきた。

 

「どなたですか・・・?」

 

「反町優奈と申します。

渡邉理佐さんはいらっしゃいますか。」

 

まさか…

 

反町先生の娘さん??

 

「理佐さんは研修で今日は休みですよ」

 

「そうですか…」

 

「あの…少し私とお話しませんか。」

 

「え??」

 

「反町先生の娘さんですよね。

実は私…理佐さんと

お父様がつき合っていたことも

しっています。」

 

「…そうなんですか。」

 

「外で少し話しましょう。」

 

万が一、他のゼミ生がきてもなんだし

私は優奈さんをキャンパスの空いている

ベンチに連れて行った。

 

「改めて、私は平手友梨奈といいます。

反町先生のゼミ生です」

 

「それで、友梨奈さんが

私になにかようなんですか?」

 

「謝りたくて…」

 

「え???」

 

優奈さんは目を丸くした。

 

「実は、反町先生と以前つき合っていた

渡邉理佐さんは今、

私とつき合っているの。」

 

「・・・・・・・」

 

「理佐さんはあなたを傷つけたこと

凄く後悔していて、

今も罪の意識があるぐらいなの。

だから、私も謝りたいの。

あなたの家庭を壊そうとしたこと

本当にすいませんでした。」

 

私は頭を下げた。

 

「頭を上げてください!

私は怒ってませんよ。

そうですか・・・理佐さんは

あなたとつき合っているんですか・・・

これで父は独りぼっちですね・・・」

 

「え??どう言うことなの?」

 

「私の父と母は、もうじき離婚します。」

 

やっぱり、理佐さんが原因で離婚するのか・・・

 

このことを知ったら

理佐さんは悲しむだろうな・・・

 

だがこの後、

私は衝撃的な真実を聞くことになる。