世界が泣いてるなら ～融 合～
２階建ての狭いアパートの
一室に一人の小学生が
母親の作ったカレーライス
を美味しそうに食べている・・・
小学生の女の子は学校での出来事を
楽しそうに母親に話していた。
一見、平和な家庭の一コマに見える・・・
だが、母親はその話をまるで
聞いていないのだ。
しかし、一生懸命話しかける女の子
やがて、食べ終わると母親は
日本酒を飲み出すのだ。
女の子は母親に話しかける。
「ねえ・・・お母さん・・寝よう・・」
女の子は怯えた表情で話しかけた。
すると母親はいきなり立ち上がり
女の子の顔を平手で叩いたのだ。
「うるさいわね！寝たければ一人で
寝たら良いでしょう！」
母親は3発ほど
平手打ちを浴びせるのだ。
「痛い、ごめんなさい
お母さん・・ごめんさない」
女の子は泣きながら謝るのだ。
このような暴力が
毎晩繰り広げられていたのだ。
母親の名前は渡邉咲子35歳
子供の名前が渡邉理佐。
当時8歳であった。
咲子は1年前に夫が別に女性をつくり
家族を捨てて出て行ったのだ。
咲子は寂しさを紛らわすために
毎晩酒に溺れては、理佐に
暴力を振っていたのだ。