雪が降ってきた -哀しき殺戮-15 | じゅりれなよ永遠に

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理佐を見失った男はスマホを取り出した。

 

「伊野尾です。すいません、

渡邉理佐にまかれました。

 すいません。相葉さん。」

 

(え??刑事さんなの??)

 

相葉の名前が出たのでこの男が刑事と

理佐はきずいたのだ。

 

「すいません!刑事さんだったんですか?」

 

理佐は伊野尾刑事の前に突然姿を現した。

 

「あ・・・いました・・・」

 

伊野尾は茫然としてスマホで報告した。

 

どうやら、警察は理佐にストーカーがいて

 

その人物が犯人ではないかと疑っているようだ。

 

「すいません。見張っていてくれたんですね。

 それで、私にストーカーはいましたか?」

 

「いえ、今の所発見できません。

 とりあえず、このまま見張りますので

 先に歩いてもらえませんか?」

 

伊野尾は理佐にお願いした。

 

理佐が大通りに出ると

 

前方に相葉がいるのが確認できた。

 

(そっか、二人で私にストーカーが

 いないか見張っているのね)

 

理佐はお通夜会場に急いだ。

 

友香や彩とは時間が合わなかったので

 

理佐は一人で焼香して

自宅マンションへ戻った。

 

マンションの近くでは

車で警察が見張っていたのであった。

 

(警察がいるから、もしストーカーがいるなら

 これで捕まるわね)

 

理佐はそう思いながら眠りについた。