それから、1カ月が経過した。
私はあれから、ほぼ毎日
友梨奈と挨拶を交わしていた。
でも、欲は怖いものだ。
今ではもう、挨拶するだけでは
満足できないほど
友梨奈のことが好きになっていた。
そんなある日の朝だった・・・
いつものように友梨奈とすれ違う。
いい加減、
なにか友梨奈と話がしたいなぁ・・・
でも、こんな通勤時に
呼びとめて連絡先聞く勇気がないしなぁ
「おはよう。」
私は何時ものように友梨奈に挨拶する。
すると、なんと友梨奈が
立ちどまるではないか!
え??どう云うこと?
「おはよう。玲奈さん・・・
実はおりいって、
話しがあるんですが
連絡先を交換させてもらっても
いいですか?」
「え・・・もちろん!」
私は即座にスマホを取り出し友梨奈と
連絡席の交換をする。
「ありがとうございます。
今夜、連絡しますね。
じゃあ、いってきます。」
そう言って、友梨奈は
早足で学校に向って行く。
「い・・・いってらっしゃい。」
私は暫く友梨奈を
見送って立ちどまっていた。
やった~~~
連絡先を交換できたよ。
どんどん進展していくわ。
は・・・急がなきゃ、電車乗り遅れちゃう。
こうして私は
友梨奈の連絡先をゲットできたのだ。