(平手友梨奈side)
運命とは皮肉なものだ。
バイト帰りの時だった。
駅前の本屋で立ち読みをしていたんだ。
すると私を呼ぶ声が・・・
「友梨奈、珠理奈じゃない!」
私は振り向いた。
なんとそこにはかつての恋人であった
白石麻衣が立っていた。
「麻衣・・・」
「どうしたの?
狐につままれたような顔をして?
私が綺麗になりすぎてびっくりした?」
「え??あ・・・うん」
「ねえ、久しぶりに会ったんだから、
お茶でも飲もうよ。」
麻衣はなんのわだかまりもなく
誘ってきたんだ。
「うん・・・」
私は麻衣に誘われ喫茶店に移動した。