私はベンチに座って理佐を待った
時計を見ると11時20分
あと30分だ。
あと30分で私は
理佐とやり直せることができるんだ
高校時代
彼女を支えてあげることが出来なかった・・・
今度こそ彼女の力になりたいんだ。
私はベンチに座ったり立ちあがったりして
理佐の到着を待った。
時計が11時45分を表示した。
もう、そろそろくるのではいか?
私は公園入り口を凝視していた。
すると人影が見えた。
きた!!
ついにこの時がきたんだ・・・
私はゆっくりと入口付近へ近づいた。
だが、その人影は理佐ではなく
まったく知らない人であった。
なんだ・・・ぬか喜びしたよ。
私はまた
ベンチに座って理佐を待つことに
やがて、時計は11時55分を回った・・・
理佐はまだ現れない。
まさか、こないの?
そんな馬鹿な・・・
私は理佐の家へ向かおうとしたのだ
だが、思いとどまった。
12時まで待とう・・・
それでも連絡がなければ家を訪ねよう。
私は祈るような気持ちで理佐をまった。
23時58分だった・・・
スマホに理佐からラインが届く。
私は食いるようにそれを見た。
【今日、そこには行けません。
私はヒドイことしてるよね。
もう、友梨奈とつき合う資格はありません。
本当にごめんなさい。】
なにこれ意味がわからないよ。
どうしてこれないの・・・
訳を知りたいよ。
私は走って理佐の家に向った。