(平手友梨奈side)
理佐と別れた私は直ぐに向う場所があった
そう、現在つき合っている麻衣の部屋だ。
麻衣とはもうつき合って7か月になる
本当によくしてくれた良い子だ。
だが、恋愛感情は
持ち合わせていなかった
私はどんな目に遭おうと
麻衣に許しを貰わなければならない。
インターホンを鳴らすと
麻衣がドアを開けてくれた。
「いらっしゃい。さあ、入って。」
私は部屋に通される。
そして、リビングに入った瞬間
私は土下座する。
「麻衣!ごめん。私と別れて。」
いきなりの土下座に
麻衣は面を喰らっていた。
「え??え??」
「本当にごめん。私には高校時代から
思い続けた人がいたの。
その人とやり直したいの」
私は土下座のまま言った。
「ちょっと、酷いじゃないの。
私のことは遊びだったの!」
「否定はしないよ。
その女性のこと
死ぬほど好きなんだ。
だから、別れてください。」
暫く沈黙が続くのだった・・・