風に吹かれても~ビロードの闇~15 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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理佐と別れた私は直ぐに向う場所があった

 

そう、現在つき合っている麻衣の部屋だ。

 

麻衣とはもうつき合って7か月になる

 

本当によくしてくれた良い子だ。

 

だが、恋愛感情は

持ち合わせていなかった

 

私はどんな目に遭おうと

麻衣に許しを貰わなければならない。

 

インターホンを鳴らすと

 

麻衣がドアを開けてくれた。

 

「いらっしゃい。さあ、入って。」

 

私は部屋に通される。

 

そして、リビングに入った瞬間

私は土下座する。

 

「麻衣!ごめん。私と別れて。」

 

いきなりの土下座に

麻衣は面を喰らっていた。

 

「え??え??」

 

「本当にごめん。私には高校時代から

思い続けた人がいたの。

その人とやり直したいの」

 

私は土下座のまま言った。

 

「ちょっと、酷いじゃないの。

私のことは遊びだったの!」

 

「否定はしないよ。

その女性のこと

死ぬほど好きなんだ。

だから、別れてください。」

 

暫く沈黙が続くのだった・・・