私は偶然に理佐と出会い
カフェにいる。
「理佐は大学へ通っているの??」
私は自然体で理佐に話しかけた。
「うん、私は〇〇大学の語学部だよ。
友梨奈は?」
「私は▲▲大学の文学部だよ。」
私たちは
なんのわだかまりもなく普通に話せた。
よし、理佐は自然体でいてくれている。
このまま、悩みをきこう
それで力になれるなら
あの時の罪滅ぼしができるかもしれない。
「理佐・・・
思い過ごしならいいんだけど
理佐を見かけてた時
浮かない顔をしていたけど、
なにかあったの??」
「え??別に…」
「あ・・・ごめん。
言いたくなかったらいいんだけど、
抱えているよりも吐き出した方が
楽になれると思ったんだ。
余計なお世話だったね。」
私はコーヒーを一口飲んだ。
すると、理佐は軽く微笑んだ。
「相変わらずだね。友梨奈は優しいね。」
「優しくなんかないよ。やさしかったら・・・」
私は言葉を止めた。
優しかったら、
理佐に振られずに済んだと言いかけたのだ。
「ごめん。久しぶりに会ったのに
ずげずげ聞いてしまって。」
「ありがとう。心配してくれて。
けど、大丈夫だから。」
「そう・・・ならいいけど。」
その後20分ほど世間話をして
私たちは店をでた。