ごめんね、SUMMER ~Pure love~21(終) | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして、翌日!

 

午前11時、玲奈ちゃんは

私の住む最寄りの駅に降り立った。

 

私は駅前で彼女が出てくるのを待った。

 

やがて、彼女が姿を現す。

 

久しぶりだなあ・・・

 

こうして玲奈ちゃんをみるのが

 

だめだ・・・

 

まだ彼女の事が好きすぎて

 

変になりそうだ。

 

でも、ここで逃げても

私はウジウジしたままだ。

 

よし、行くぞ!

 

「お帰り!玲奈ちゃん。」

 

「友梨奈・・・」

 

玲奈ちゃんは私にかけより

両手で私の手を握った。

 

「ごめんね友梨奈・・・

本当にごめんね。」

 

玲奈ちゃんは涙を零した。

 

なんだろ、この顔を見てるとやっぱり

応援したくなるよ。

 

玲奈ちゃんには

幸せになってもらいたいもん。

 

「違うよ。玲奈ちゃん!

そこは、“ありがとう。友梨奈”だよ。」

 

私は自然に笑顔が零れた。

 

すると、玲奈ちゃんは涙を拭う。

 

「うん・・・ありがとう!友梨奈。」

 

「がんばってよ!私を振ったんだから、

俊ちゃんと仲良くやって、幸せになってね。」

 

「わかった、頑張る。」

 

「じゃあ、私はこれで、

なにかあったら

いつでも相談に乗るからね!」

 

「うん、またね!友梨奈」

 

こうして、私と玲奈ちゃんは

久しぶりに会話を交わしたんだ。

 

あの8年前の夏から始まった恋は

取りあえず一区切りついた。

 

私は玲奈ちゃんとの思い出を胸に

また新たな出会いを求めていくよ。

 

色々なことがあった私だが

これだけは言えるよ。

 

玲奈ちゃん・・・

 

君を好きになれて心から

よかったと思うよ。

 

 

   FIN