君がいた夏 27 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

6月28日(水)午前9時

 

理佐は友梨奈の自宅前に来ていた。

 

すると、笑顔で友梨奈が

鞄を持ってでてきた。

 

そして、ハイヤーは一台用意されており

助手席に玲奈が後部座席に

理佐と友梨奈が座った。

 

友梨奈はすぐさま理佐の腕に

しがみついたのだ。

 

車が発車され玲奈が口を開く

 

「これをどうぞ!」

 

理佐に預金通帳とキャッシューカードが

手渡されたのだ。

 

「え???」

 

理佐は驚いた。

 

「旦那様からです。

好きに使ってくれとの仰せです。」

 

「そうですか・・・

じゃあ、遠慮なく使わせて頂きます。

なんせ、貧乏なんでバイトしないと

食べていけないんです。

これでバイトの時間を減らして

友梨奈と一緒にいれます。」

 

理佐は玲奈に言った後に

すぐに友梨奈に話しかける。

 

「このお金使っていいかな?」

 

「うん、理佐に全て任せるから・・」

 

友梨奈のしがみつく力が一段と

強くなった。

 

そして理佐のアパートに到着した。

 

「私も連絡は入れますので友梨奈様のこと

 よろしくお願いします。」

 

玲奈が乗った車を二人で見送り

1階にある理佐の部屋に向かったのであった