そして、1カ月が経過した・・・
私は会社を
辞めて友梨奈の店を手伝うことに専念した。
まさかこんな日が来るとは思っていなかった
私が友梨奈を救うのが運命ならば
その運命を受け入れよう。
そうすることによって、
友梨奈を幸せにできるのだから。
“ねる”さん・・・
私は貴方の分まで
友梨奈を支えていくから天国で見守ってね。
「どうしたの?ぼーとして?」
掃除をしていた手を止めてしまい
友梨奈が声をかけてきた。
「なんでもないよ。」
「理佐・・・やっと、
君と本当の恋人になれたね
私の一目ぼれがようやくかなったよ。」
「友梨奈が一目惚れ??
まさかぁ~~~~」
「本当だよ、高校時代
教室の2階の廊下から、
理佐がプールの更衣室から
焦った表情で出てきた姿を見て
一目ぼれしたんだよ。」
「プールの更衣室・・・?」
あ!!あの時だ、
更衣室でキスする女生徒を目撃して
慌てて出てきた時か・・・
まさか友梨奈が見ていたとは、
でもそれが私達の運命の始まりだったんだね
「友梨奈・・・」
「なぁに??」
「幸せにするからね!」
「うん、まかせた!」
私達の幸せそうな談笑が店内に響き渡った・・・
幸せになろうね友梨奈。
end