ラストキッスで決めさせて 17 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

理佐に別れを告げ

暫く泣きじゃくった

 

やがて泣き止んだ私は

生田さんに電話を入れる。

 

「生田さん、平手友梨奈です。」

 

「友梨奈さん。どうしました?」

 

「今、理佐と別れました。」

 

「そう……」

 

「あとはよろしくお願いします。」

 

「ああ、任せて下さい。

必ず彼女を幸せにしますから。」

 

「じゃあ、これで。」

 

私は電話を切った。

 

そして、傘もささず雨の中を歩いて行った。

 

初めて理佐とキスしたときも

 

こんな雨の中だったな・・・

 

せめて、別れ際は

ラストキスで決めたかったなあ・・・

 

ただ傷つけただけだったな~

 

想定どおりにはいかないよ。

 

こうして、私と理佐は別れたんだ。