サイレントマジョリティー6 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

友梨奈が近づいてくると

茜が発言する

 

「友梨奈~~これ、プレゼント!」

 

茜はポケットから

トップに錠前がついたペンダントを

取り出し友梨奈の首にかけたのだ

 

「ありがとう。茜。大事にするよ。」

 

「とってもよく似合うよ」

 

茜は喜び、友梨奈は茜の前に座った。

 

そして二人は雑談をしながら食事する。

 

理佐はその光景を羨ましく思いながら

食事を食べ終え食器を片づけ、

出口に向う為友梨奈達の横を通過した。

 

すると自分の太ももを触られたのを実感する。

 

すぐにその相手を確認すると

なんと友梨奈でないか!

 

驚愕の表情を浮かべる理佐。

 

そして口元に妖しい笑みを浮かべる友梨奈。

 

故意に触って来たのか、

偶然に触れてしまったのかは

理佐には判断つかなかったが

慌てて、なにも言わずに出口へと向かう。

 

 

それを見ていた茜が

友梨奈に問いかける。

 

「ねえ、今、理佐の足に触ったでしょ!」

 

「まあね。」

 

友梨奈は悪びれた様子もなく答える

 

「どう云うつもりなの?」

 

茜は少し憮然とする。

 

「ちょっと、気になってね

心配しないで茜が一番だから。」

 

友梨奈は微笑み茜の頭を撫でる。

 

「なら、いいけど・・・」

 

本当はもっと言いたいのだが

嫌われるのを恐れ

茜はすぐに沈黙してしまう。

 

いっぽう、食堂を出た理佐は

廊下の壁にもたれて動揺している。

 

自分の頬に左手を当てて

体が熱くなっているの感じていた。

 

(いったい、今のは偶然なの??

いや、明らかに故意に触ったよね?

なにか意味があるのかしら?)

 

理佐はより一層

友梨奈のことが気になることになった