世界には愛しかない ―愛よ永遠に―9 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

 

友梨奈はレーダーを確認する。

 

このレーダーは半径3キロ内の

イクサー星の生命体に反応する。

 

玲奈の家も友梨奈の自宅から

半径3k以内の場所にある。

 

(よし、やはりこの3体だけだな)

 

友梨奈は他にイクサー星の生命体が

地球にはきていないと思ったのだ。

 

その頃玲奈の自宅では

ある男がインターホンをならしていた。

 

「すいません。警察のものです。

近くで窃盗事件がありまして、

お話を聞かせて頂きたいのですが・・」

 

すると、玲奈がドアを開けて出てきたのだ。

 

玲奈の両親は共働きの為に

今は玲奈しか家にいなかった。

 

男は警察手帳を見せる。

 

「城西署の錦戸といいます。」

 

刑事は年齢にして30代前半で

彫りの深い顔立ちであった。

 

「なんでしょうか・・・」

 

錦戸は車で来ていたらしく

 

彼の後ろには車が止っていた。

玲奈は錦戸が立っている

門のほうへ出向いた。

 

「この人物が犯人なんですけど

見覚えないですか??」

 

錦戸は写真を玲奈にみせた。

 

「え???これって・・・・」

 

そう、写真に写っていたのは友梨奈だった

 

不思議そうに錦戸の顔を見る玲奈であった。

 

錦戸は笑顔になり、

そして一瞬にして真顔に戻り

ポケットからスプレーを取り出し

玲奈に噴射したのだ。

 

一瞬にして、倒れ込む玲奈。

 

錦戸が噴射したのは眠り薬だった・・・

 

「M-7が愛してる地球人か・・・」

 

錦戸はそう呟いて、

車に玲奈を素早く運び込んだのだ。