素敵な三角関係 ~哀しき友情~7 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

理佐は脱衣所で服を脱ぎながら

 

自分の心の鎧も脱ぎ捨てていた。

 

浴槽の隣にあるシャワールームに

はいり、全身にシャワーを浴びる理佐。

 

やはり、友梨奈の顔が浮かんでくる・・・

 

いいのだろうか?

 

友梨奈を忘れるために葵を利用する

ことになるのでは?

 

そう云う疑問が湧いてくるのであった。

 

(私は葵のことが好きだ。

一緒にいて楽しいし。

でも、本当に愛しているの?)

 

理佐自問し続けるのだった。

 

そして、バスルームからバスタオルを巻き

葵が待つ寝室へとゆっくりと歩いて行った。

 

そのわずか30秒の間に

友梨奈との思い出が

フラシュバックされたのである。

 

(友梨奈、どうして貴方のことが

頭から離れないの?)

 

そう思っていると、葵の声が聞こえた。

 

「理佐・・・こっちに来て・・・」

 

葵は既にベッドの中に身を隠していた。

 

ベッドへと誘導された理佐は

そのとおりにする。

 

いよいよ、一線を超える時がきた・・・