TWO ROSES -good-by day-27(終) | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

暫く無言の状態が続き

珠理奈はぶたれた頬を

左手で押さえて

その場を去ろうとした時だった

 

「これで許してあげる。

 2回キスしたから2発で許してあげる・・」

 

「え???」

 

珠理奈は

頬を押さえている手の降ろして玲奈を見た。

 

「これで、許してあげるって言ったの!」

 

「え??ほんと?」

 

「ほんとよ、悔しいけど私も珠理奈が

 大好きだよ!」

 

そう言って、玲奈は珠理奈を抱きしめ

唇を強引に奪ったのだ・

 

珠理奈は突然のことで

目が見開いたままだった

 

「もう・・・他の人とキスをしたら駄目だよ」

 

「うん・・誓うよ。絶対に誓うよ」

 

「珠理奈・・・私も貴方と同じだった

私のせいであなたに

迷惑ばかりかけているから

あなたに負い目を感じていたの

だから、言いたいことが言えなかったの

でも、今言いたいこと言ったら、

スッキリしたわ。これからは、

何でも遠慮なく言うから

珠理奈も私に負い目を感じないで」

 

珠理奈はその話を聞いて

 

体から邪気が抜けていく気分になったのだ

 

「うん・・・わかった

 許してくれてありがとう。

 本当にありがとう・・」

 

珠理奈は泣きだした。

 

玲奈がその涙をハンカチで拭う。

 

玲奈の顔を見つめた珠理奈

は笑顔になり

 

玲奈も優しく微笑む。

 

二人は屋上で力一杯

抱きしめあったのだ

 

珠理奈と玲奈は手をつないで

下校していったのだ。

 

そして、年が明け

 

珠理奈と玲奈は同じ大学を受けて

二人とも晴れて合格したのだ。

 

月日が流れ、4月を向かえていた。

 右矢印右矢印右矢印右矢印右矢印右矢印右矢印

(松井玲奈side)

 

私達は沢山の試練を乗り越え、

 

再び一緒の学校へと進学した。

 

そう、私達2本のバラは

並び立てば最強である!

 

試練の日にサヨナラし、

 今また二人の愛を育む日を向かえている。

 

私は今日も珠理奈と一緒に登校する。

 

そして、笑顔で大学へ足を踏み入れる。

 

この先、何があても2本の薔薇は

 

枯れることがないよね

 

 

 

 to be continued