月曜日にスカートを切られた。2 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

駅長室に駆け込んできた

玲奈を見た珠理奈は思わず立ち上がる

 

「あ!私、刑事です!」

 

珠理奈は右手を挙げた。

 

「ちょっと、なに手をあげてるの」

 

友梨奈は珠理奈の足を軽くたたいた。

 

「どうしました??」

 

珠理奈はカウンタ―前にいる

玲奈の方に近づいた。

 

「電車の中でスカートを切られてんです。」

 

「ケガはありませんか?

犯人に心当たりは?」

 

「体には傷はついていません。

犯人も見てませんし、

心当たりもありません。

でも、今日で2回目なんです。

前回も月曜日でそれで怖くなって・・・」

 

玲奈は不安気な表情をした。

 

「その気持ちわかります。

怖いですよね。兎に角詳しい話は

聞きますから、こちらにどうぞ」

 

珠理奈はそう言うと

玲奈を駅長室に招き入れた。

 

「ちょ・・ちょっと、珠理奈。」

 

「友梨奈はそっちのほうよろしく。

 私はこの松井玲奈さんから調書をとるから」

 

(まったく、珠理奈は下心丸出しじゃない)

 

友梨奈はやれやれと言った表情をした。