そしてある日の午後17時過ぎ
私は橋本環奈さんの自宅マンション前で
彼女を待つことにした。
珠理奈さんから写真を入手しており
私は環奈さんの顔を目に焼き付けた。
待つこと40分
環奈さんらしき人物が帰ってきた。
よし、行かなきゃ・・・
私は勇気を振り絞って
後ろから彼女に声をかける
「あの・・・橋本環奈さんですね?」
「はい、そうですがどなたですか?」
環奈さんは警戒することもなく答えた
「あ・・・あの、私、西野七瀬と言います。」
「西野さん??…あ!!あなた!」
え??環奈さんは私を知っているようだ。
なんで??たしか初対面のはず。
「なにか私に用ですか!」
環奈さんの目が敵意に満ちている。
この人は確実に私を知っている。
そして憎んでいるようにも思えたのだ。