気づいたら片想い ―失踪彼女―12 | じゅりれなよ永遠に

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そしてある日の午後17時過ぎ

私は橋本環奈さんの自宅マンション前で

彼女を待つことにした。

 

珠理奈さんから写真を入手しており

私は環奈さんの顔を目に焼き付けた。

 

待つこと40分

 

環奈さんらしき人物が帰ってきた。

 

よし、行かなきゃ・・・

 

私は勇気を振り絞って

後ろから彼女に声をかける

 

「あの・・・橋本環奈さんですね?」

 

「はい、そうですがどなたですか?」

 

環奈さんは警戒することもなく答えた

 

「あ・・・あの、私、西野七瀬と言います。」

 

「西野さん??…あ!!あなた!」

 

え??環奈さんは私を知っているようだ。

 

なんで??たしか初対面のはず。

 

「なにか私に用ですか!」

 

環奈さんの目が敵意に満ちている。

 

この人は確実に私を知っている。

 

そして憎んでいるようにも思えたのだ。