サヨナラの眼差し~表裏一体~22 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして翌日の朝

 

友梨奈は何時ものように

ランニングをしようと

マンションから出てきた。

 

すると背後に気配を感じ

すぐさまその人物の手をとり

背負い投げをしたのだ。

 

「痛たたた・・・・」

 

受け身をとって

その人物は立ち上がった。

 

「なんだ・・・あんたか。」

 

友梨奈は少し気が抜けた表情になった

 

そう、その人物は珠理奈だった・・・

 

「いやにピリピリしてるね。

まるでこれから

命のやり取りをするようだ。」

 

「ホント、しつこいね。」

 

友梨奈はそう言って走り出した。

 

当然珠理奈も後を追って走りだす。

 

「ねえ、松井玲奈って知ってるでしょ?」

 

珠理奈が走りながら訊ねた。

 

「さあ、誰それ??」

 

「大阪で西野七瀬さんと

3人で会ったのはわかっているわ。」

 

「そうだったかなぁ~~~」

 

友梨奈はとぼけた。

 

「貴方と田原は

松井玲奈に狙われているんじゃないの?」

 

「さあ??知りませんけど。

もし私の所に来るなら

それはそれで大歓迎ですよ

久しぶりに血がたぎる思いが出来ますから。」

 

友梨奈は不敵に笑う。

 

「その言葉を聞ければ十分よ。」

 

珠理奈は立ち止まり、

友梨奈はそのまま走り去っていった。