サヨナラの眼差し―Kissで女は薔薇になる―2 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

よく朝、

玲奈は自分の経営する喫茶店にいた。

 

朝の10時にオープンするが

モーニングセットもない店なので

相変わらず暇である。

 

そんなときだった

 

「どうも~~」

 

一人の女性が入ってきた。

 

その女性を見た瞬間

玲奈の表情はこわばった。

 

そうそこには大阪府の知事近藤を殺した

平手友梨奈がいたのであった。

 

「そんな警戒しないで。

ないもしないから

コーヒー1杯くれませんか?」

 

玲奈はコーヒーを入れて

目の前のカウンターに座る友梨奈に差し出す。

 

「あ~~美味しい~~」

 

「この場所を知っているってことは

 私の住処も知ってるのね?」

 

「ええ!あなたが殺した西野孝弘の娘と

暮らしていることもね。」

 

「なにが狙いなの?」

 

玲奈は鋭い目で睨めつけた。

 

「そんな怖い顔しないで、

 私は警察に密告しないし

 あなたに危害を加えるつもりもないから。」

 

友梨奈は優雅な笑みを浮かべるのであった。