サヨナラの眼差し―Kissで女は薔薇になる―1 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

サヨナラの眼差し―kissで女は薔薇になる―

 

ある日の夜、

二つのシルエットが

月明かりに映し出され絡み合っている

 

その光景は

天使の戯れと呼んでも過言ではない。

 

やがて二つのシルエット消えて

会話が聞こえてくる

 

「七瀬・・・本当に綺麗になったよね。」

 

「玲奈さんに褒められてうれしい。」

 

玲奈と七瀬はシ-ツにくるまり

ベッドに横たわっていた。

 

「いくつになったの?」

 

「もう22歳ですよ。」

 

「これからもっと綺麗になるわよ。」

 

玲奈がそう言うと

七瀬は素早く玲奈の唇を奪う。

 

「玲奈さんのキスが

私を綺麗にしてくれるんです。」

 

七瀬はそう言うと照れてシーツに潜った。

 

穏やかな時間だった。

 

玲奈はもうこのまま七瀬と一緒に

死ぬまで暮らしてもいいと思っていた。

 

だが、この先に

大きな試練が待ち受けていることを

玲奈はまだ知らなかった。