(平手友梨奈side)
そして私は玲奈ちゃんと帰国して
こうして一緒に暮らすことになった
本当にうれしい。
帰国した日は一緒に買い物の行って
私の身の回りの物を揃えてランチをして
マンションに戻って来た。
部屋に入ろうとドアの鍵を開けた時だった
「玲奈さん、
お話を聞いてもらってもいいですか?」
お隣の堀未央奈さんだ。
朝の様子からきっと
彼女は玲奈さんが好きなんだ。
「いいよ。未央奈の部屋に行こうか?」
「はい。すいません。平手さん、
玲奈さんをお借りしますね。」
未央奈さんは私のほうを見て
軽く会釈したので、私も返した。
もう、玲奈さんは私の彼女なんだから
ドッシリ構えていよう。
「じゃあ、
私は荷物を整理しておきますね」
私はそう言って玲奈さんが持っていた
買い物袋をもって玲奈さんの部屋に入った。