気づいたら片想い―心に夢を君には愛を―16 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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夢も恋も破れた私は

玲奈さんに尽くすことに没頭した

 

料理は全部私がつくり

私のお気に入りに場所につれていったりして

いつの間にか彼女を楽しませることが

私の生きる糧となっていた。

 

やがて一緒に暮らして3週間が経過した

 

部屋で夕食を食べている時だった

玲奈さんが話を切り出した。

 

「あのね・・・あと1週間したら

私、帰国しないといけないの

さすがにこれ以上仕事は休めないの。」

 

「・・・・・」

 

玲奈さんがいなくなったら

私はなにを糧に

生きていけばいいんだろう

 

彼女に料理を作ったり、

遊びに連れていったりして

楽しんでいる姿が

私に活力を与えてくれたいたのに

 

「私も一緒に日本に行く。

お願い、私を玲奈さんの恋人にして!

私とつき合って!!」

 

「友梨奈・・・」

 

玲奈さんは困惑した表情をしたが

すぐに笑顔になった。

 

「うん、私も友梨奈が大好きだよ。

 日本で一緒に暮らそう。」

 

「ほんと、ホントに

恋人になってくれるの??」

 

「うん。」

 

うれしかった・・・

 

玲奈さんが私を必要としてくれている

それだけで私の存在意義が

あると思えたんだ。