吉沢君を振り切り
私は玲奈さんと待ち合わせてる
いつものBARに出向いた。
「いらっしゃい。」
店に入ると
店主が声をかけてくれた。
軽く会釈してカウンター席に座る。
まだ、玲奈さんは来てないようだ。
「いつものでいいですか?」
「はい、お願いします。」
私は飲み物を注文して
暫く一人で飲んでいた。
すると、フルーツのような甘い香りが・・・
間違いない玲奈さんだ!
私が振り向くと、
玲奈さんが立っていた。
「ごめん、またせたね!」
玲奈さんはそう言って、
私の右横に座る
「こうして、待ち合わせして
会うのは初めてだね」
私が玲奈さんに話しかけた。
「そうね、何時ものように
運命的に会うのもいいけど、
こう云うのも悪くないわね。」
玲奈さんはそう言って、
店主から飲み物を受け取った。
「玲奈さんは独り暮らしなの??」
「そうよ。」
「いいなあ・・・私は両親とだから
束縛がきつくて!」
「いいじゃない、寂しくなくて。
一人暮らしは寂しいものよ。」
「今度、玲奈さんの家に
遊びに行っていい?」
「ええ、いいわよ!」
玲奈さんは快く快諾してくれた。
私は玲奈さんのことは何でも知りたい。
だから、どんな部屋に住んでいるのか
興味津々なんだ。
この後2時間程二人で楽しく飲み店をでた