サヨナラの眼差しー危険な関係ー 8 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

翌日、珠理奈は仕事が終わると

 

小さなBARで一人飲んでいた。

 

ここの店は玲奈が珠理奈の元を

去ってから 行きつけになった店だ。

 

店内はカウンターしかない小さな店だ。

 

「今日は、いやにペースが早いなぁ。

あんまり飲み過ぎると体に悪いぞ!」

 

珠理奈に声をかけたのは

 

この店の店主である中村優一である。

 

珠理奈が頻繁にくるので

 

すっかり打ち解けた関係である。

 

「いいの。今日は飲みたい気分なの!」

 

「おやおや!荒れてるなあ!」

 

「ねえ!優一さん!

私ね、プロポーズされたの!」

 

「それはおめでとう!」

 

優一はグラスを拭いて棚にしまった。

 

「でもね、私の前に2年前に姿を消した

恋人が現われたの!」

 

「そいつは穏やかじゃないねぇ~~」

 

「そいつね、

私に結婚おめでとうって言うのよ!

ふざけてると思わない??」 

 

「え??でも、今の彼氏と

別れろって言ったんじゃ無いんだろ?

ごく普通の言葉じゃないか!

珠理奈が荒れることないだろ・・・

え??まさか、

その前の恋人の方が

珠理奈は好きなのか!」

 

「だれも、そんなこと言ってないでしょ!

おかわり!」

 

珠理奈はグラスを差し出した。

 

「はいはい!」

 

結局、珠理奈は

2時間も優一に愚痴っていたのだ。

 

もう、玲奈とは過去の関係、

 

今は三宅とのことを

 真剣に考えなければならない。

 

でも、玲奈との再会が

珠理奈の心を大きく揺れ動かしていた。

 

だが、そんなある日・・・

 

悲劇は起こるのであった。

 

 

 

   

 

にほんブログ村 芸能ブログ AKB48へにほんブログ村 芸能ブログ SKE48へ

にほんブログ村にほんブログ村

blogramで人気ブログを分析