やがて、玲奈は静かに歩きだし、
小さなBARに立ち寄った。
玲奈はカクテルを注文して
静かに飲んでいた。
その15分後だった・・・・
玲奈の右斜め前に一人の客がやってくる。
玲奈はその客を見て驚愕していた。
髪の色こそ黒色だが、
姿形は死んだジュリナ
そっくりの女性だったのだ。
(ジュリナ・・・生きていたの??
いや、確かにジュリナは私が殺したはず
この手の中でジュリナは息絶えたはず・・)
玲奈は暫くジュリナに似た女性を凝視していた。
すると、その視線に女性が気付いたのだ。
玲奈はそれでも視線をそらさずにいた。
女性は玲奈に近づいてきた。
「あの~~どこかで
お会いしたことありました?
先っきから私をみているようでしたけど」
その言葉にやっと我に帰る玲奈である。
「ごめんなさい・・・
あまりにも似ていたから・・・
私の大切だった人に・・・」
「そうなんだ・・・
私も一人なの一緒に飲まない?」
玲奈の潤んだ瞳に魅せられた
女性は玲奈に興味を持ったのだ。