珠理奈にも飲み物が運ばれ、
改めて3人で乾杯しなおす。
珠理奈はビールを豪快に飲む。
「珠理ちゃん,飲みっぷりがいいね。」
三浦はジョッキを片手に言った。
「珠理ちゃんはお酒強いの??」
玲奈が尋ねた
「強くはないですけど、大好きなんです。
仕事の終わりの一杯が格別です。」
「その気持ちわかるわ~~~俺もだよ!」
三浦と珠理奈は再び乾杯してビールに口をつける。
アルコールを飲めない玲奈は
少し取り残された気分だった。
「入社して1年と2か月が経過するんですけど
全然仕事が上達しなくて嫌になりますよ。」
珠理奈の職種は事務員で、営業事務を担当している。
仕事上三浦と接する機会も多いのだ。
「そんなことないよ。
珠理ちゃんは気が利いて
こっちは助けってるよ。
それに、会社の評判は
女性社員の印象で決まるって言われているから
珠理ちゃんのような
明るくてハキハキしている子は
会社にとっても財産だよ。」
「わあ~~うれしい~~
ありがとうございます。三浦さん!!」
なんと、珠理奈は正面に座っている
三浦の手の甲を両手で包み込んだ。
三浦は少しうれしそうな顔をする。
(二人とも私のこと、いないものだと
思っているのかなぁ・・・)
玲奈は少し不機嫌になった。
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