真那が部屋を出て行った後
玲奈は明音に話しかける。
「なんだろ・・・
でも、今、珠理奈と二人きりで
あいたくないの・・・」
玲奈は視線を下に向けた。
「・・・まだ、珠理奈に想いが残ってるの?」
明音はドアを閉め、部屋のベッドに腰掛けた。
「今は愛李のことだけを考えたいの・・・
珠理奈の顔を見たら、
珠理奈が私の頭の中を支配されそうだよ。」
玲奈は明音の顔を見た。
「でも、逃げていても始まらないし、
最近、話ができていないから
普通に話しをしたいだけかもしれないよ。
兎に角行ってみたら?」
「うん・・・わかった!」
明音に促されて玲奈は珠理奈の元へ向かった。
玲奈は最近珠理奈を避けているので
そのことで問い詰められるのではと考えていた。
寮の外に珠理奈が壁にもたれて、
神妙な顔をしているのを玲奈が見つけた。
「珠理奈・・・」
玲奈が声をかけると珠理奈の顔に笑みが零れる。
「玲奈ちゃん・・・ごめんね。呼びだして。」
珠理奈は2,3歩前に出た。
「・・・どうしたの?」
玲奈は警戒しながら近ずくのだった・・・
じゅりれな小説
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