キスだって左利き ーあの日に帰りたいー14 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

真那が部屋を出て行った後

 

玲奈は明音に話しかける。

 

「なんだろ・・・

でも、今、珠理奈と二人きりで

あいたくないの・・・」

 

玲奈は視線を下に向けた。

 

「・・・まだ、珠理奈に想いが残ってるの?」

 

明音はドアを閉め、部屋のベッドに腰掛けた。

 

「今は愛李のことだけを考えたいの・・・

珠理奈の顔を見たら、

珠理奈が私の頭の中を支配されそうだよ。」

 

玲奈は明音の顔を見た。

 

「でも、逃げていても始まらないし、

最近、話ができていないから

普通に話しをしたいだけかもしれないよ。

兎に角行ってみたら?」

 

「うん・・・わかった!」

 

明音に促されて玲奈は珠理奈の元へ向かった。

 

玲奈は最近珠理奈を避けているので

 

そのことで問い詰められるのではと考えていた。

 

寮の外に珠理奈が壁にもたれて、

 

神妙な顔をしているのを玲奈が見つけた。

 

「珠理奈・・・」

 

玲奈が声をかけると珠理奈の顔に笑みが零れる。

 

「玲奈ちゃん・・・ごめんね。呼びだして。」

 

珠理奈は2,3歩前に出た。

 

「・・・どうしたの?」

 

玲奈は警戒しながら近ずくのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

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