そして、駅前で車を止める。
助手席では静かに珠理奈が眠っていた。
玲奈は左手で珠理奈の頬を触ると
珠理奈との思い出が走馬燈のように頭に浮かんでくる
玲奈の目にはうっすら涙が貯まる
「あなたには、たくさん思い出をもらったわ
ありがとう珠理奈・・・幸せになってね!」
このまま、珠理奈を連れ去りたい衝動にかられた・・
だが珠理奈に苦労をかけたくない玲奈は
自分の気持ちを押し殺した。
「サヨナラ・・・珠理奈・・・」
玲奈の目から涙が零れ落ちる。
玲奈は車から降りて駅に珠理奈を置き去りにしたのだった。
そして、玲奈は長瀬に電話する。
「車ありがとう!B山を降りた所に
珠理奈をその中に寝かせて置いてるわ!
彼女から私の記憶を取り去ったから
適当にごまかしておいて
大至急に引き取りにきて頂戴。」
「ああ・・・わかったよ!」
電話を切ると玲奈はスーツケースを引きながら
車のほうを何回も振り向き
改札内へ消えていったのだった・・・
じゅりれな小説
松井玲奈・松井珠理奈応援ブログ
★★じゅりれなよ永遠★★