そして屋敷に滞在して3日目の
朝を迎えようとしていた。
テーブルを囲み、朝食を食べていた時だった
「おかしいな、携帯がつながらないなあ・・
事故にでもあったのかなあ?」
湯浅が心配そうにつぶやいた。
「ちょっと、おかしいですね。
警察に届けたほうがいいですよ」
珠理奈は助言した。
そんなときだった、屋敷のチャイムが鳴りひびき、
玲奈はドアを開けたら、警察官2人が顔を覗かせているではないか。
「すいません、こんな朝早くに、実はまた、あの川辺で
事故死と思える死体が上がったのですけどなにか、変わった
ことはありませんでしたか?」
湯浅さんは間髪いれずに
「死体の特徴を教えて下さい・・仲間かもしれません。」
警察の情報を聞いた湯浅は・・・
「古賀と小西の可能性があるかもしれない・・・・・」
珠理奈は立ち上がって
「現場にいきましょう・・・」
湯浅と珠理奈は警察官に連れられて、現場に向かった。
穴場の川辺なので人も少なく、警察関係者ぐらいしか
人がいなかった。
既に死体は車に運ばれているようだった。
「こちらにどうぞ。」
珠理奈たちは面通しをするために
恐る恐る車に中へと入り、死体を確信し
「まちがいありません。小西と古賀です。」
湯浅は警察にここに来た目的や2人の連絡さきなどを
警察に話して、2人は屋敷に戻った。