観光地における新しい付加価値を生む交通政策についていろいろ議論する機会があった。

政府の審議委員も務める研究者の友人が前橋に来て下さった。JR前橋駅に迎えて街並みを案内してその上で話し合うのは知的興奮を共有できる時間でした。

そこで、せっかくなら会話を残したいと最近、購入した #Nottaは議事録ソフトを使ってみた。先日、県内の街づくりの公務員さんが来て下さったときに活用してもう一か月も使っていなかったの操作の仕方を忘れてしまった(>_<)

 

2人の話を録音しそしてそれを要約するという機能がついているものです。2時間30分の相互の会話が2分で以下の文字に要約されるのです。まさにテクノロジー 技術ってすごいなと思うし、個人でも組織でも活用することによって僕たちはどれだけ自由になる時間を手に入れるのだろうか?と率直に感じる。

 

 

今日は議論の中身よりも文字起こし作業の簡単さや効率についてみんなに知ってもらいたいと思ってブログを書きます。テクノロジーは社会を変えるって実感。これがなかったらたぶん今日一日費やしたはず。伏字は個別の商品名なので××にしました。あくまで龍の文責です。

   
 

 

―――――――以下が文字起しソフトにて議事録をさらに要約したものです―――――――

 

この会議では、最初に自動運転の実証実験や先行的に事業を進める地域について話し合われました。政府ではこれからエリアの選定に向けて視察や意見交換を進めていく予定です。

 

続いて、草津温泉での「グリーン&スローモビリティ」――主にゴルフカートのようなゆっくり走る乗り物の活用について話し合われました。草津では、観光客向けのMaaS(移動手段のサービス化)が合っているとされ、移動そのものを楽しめる仕組みにする案が出されました。たとえば、ガイドが温泉の歴史や地域の文化を楽しく語りながらゴルフカート型モビリティで移動したり、高齢者の移動支援に活用するアイデアです。

 

また、福島県で車内にミストサウナをつけた例や、別府温泉で移動しながらお風呂を楽しめる体験なども紹介され、移動を「わくわくする体験」に変える工夫が議論されました。

 

×××が開発している「××××」という改造しやすい車両の話も出て、これにより地域の自動車ディーラーが新しい移動サービスを始めやすくなる可能性が示されました。

 

草津の地形については、温泉街はそれほど急でなく、雪も融雪設備があり10人乗りのゴルフカートのようなモビリティの可能性が議論されました。

 

「今後はまちづくりと交通を一体的に考える必要がある」という共通認識が生まれました。

 

「地域再生法人」という考え方も出され、住民や旅行者のニーズに合わせて移動サービスを商品やサービスを届けるように、交通も地域の暮らしに合わせて柔軟に設計すべきという意見が出ました。

 

草津町は住民と観光客の移動需要に対応する。朝は通学や高齢者の医療機関の行き来、昼はチェックアウト、夕方はチェックイン、夜は散策や飲食などと、街中ばかりか、郊外の森のレストランへ出掛けるなどの時間帯によって必要な交通の形が違うため、それに合わせた移動手段が求められています。

 

駐車場の使い方についても、各旅館が個別に駐車場を持つのではなく、共有することでスペースを有効に使い、郊外に車を止めて中心部には歩きやすい道をつくる「パークアンドライド」の考えも出ました。

 

ふるさと納税を活用して、観光と地域経済をつなぐアイデアもありました。草津ではすでに「温泉感謝券」を返礼品にしていますが、これと交通の無料乗車券を組み合わせたり、「旅先納税」といって旅先でその場で寄付できる仕組みの可能性も検討されました。

 

空き家対策として「地域再生法人」の活用も話題になり、空き家を買い取って改修し、旅館などに再利用することで、固定資産税の減免などの制度を活かして地域を元気にする仕組みも共有されました。

 

最後に、単なる交通ではなく、暮らし全体を支えるような「交通+生活サービス」のモデルについて議論がありました。たとえば、高齢者の移動だけでなく、買い物や病院の送迎など、子ども達の通学や塾送迎など生活全体をサポートできるサービスとして進化させていくという構想です。