「デジタルとカーシェアリングで車椅子やストレッチャーでも外出できる社会をつくる」のテーマでソーシャルムーバー株式会社の北嶋史誉さんと意見交換しました。

 

デイサービスなどの福祉施設の毎日変わる利用者の送迎車の運行はリハビリや作業療法士などの介護スタッフにとっては慣れない仕事です。北嶋さんはデジタル活用で利用者の最適な送迎ルートを教えてくれるアプリを提供しています。送迎忘れ等のミスも解決します。カーシェアの活用では。例えば同じマンションやアパートに複数の福祉施設がそれぞれの利用者を送迎する無駄を委託することで合理化ができます。福祉輸送に限定されている介護タクシーがその委託先です。これもアプリの活用で最適化が可能です。以下のメリットがあります。

➀施設は送迎から解放された介護スタッフがケアに集中でき送迎車両も不要になる

➁施設スタッフは慣れない送迎負担から解放される

③利用者は介護タクシードライバーの介助で送迎車に乗り降りが楽になる

④介護タクシーは朝夕の施設への送迎を定期的に受注

 

 

 

 

さらに、朝夕の送迎以外の時間帯での高齢者や障害者のデマンド運行と言う新しいビジネスも生まれます。障害者、要介護者の方もデイサービスやデイケア以外にも外出したいはずです。この場合は前橋市の場合はマイタクの助成も支払いに使えるのでお得です。これが北島さんの福祉限定の介護タクシーをデジタルとシェリングで新しい移動資源に変えるというアイデアです。

 

北嶋史誉 さんと意見交換して気付いたことがあった。

どんなにAI自動運転バスが玄関に迎えようとも障碍者や高齢者の外出は解決しないのです。介助がなければ車に乗れない降りられない障害の特性を持っている人たちが移動するのは人の介助が必要なのですタクシーのドライバーさんとの馴染が大切なことと感じます。まさに人と人とを結ぶ信頼(なじみ)こそ移動のインフラなのだと感じました。

 

これからはタクシー会社にストレッチャーや車椅子まで乗れるタクシー車両と介護のサポートを学んだ運転手さんを増やしてもらおう。二種免許の取得の補助やヘルパー講習などを県や市で行っていくことも大切なリスキリングなんだと思います。