時間や場所に縛られる世の中から解放され、いつでもどこでもまちづくりに参加できる(自分の意思を反映できる)。そしていつも、誰かとつながっていられる。そんな社会が実現できるのです。

デジタルは障害などの個々人を社会に繋げる力をもっている。ただ
便利な道具ではない。

 

私はそうに確信してデジタルの前橋の再生を目指してきた。その事が正しかったと思える機会がきた。それは前橋国際大は前橋市がめざす「デジタル・グリーン・シティー」に連携し、新学部「デジタル・グリーン学部デジタル・グリーン学科」を新設するのだ。 #大森昭生 学長は2026年4月に第1期生を受け入れると発表した。そしてその新学部の教授として #國領二郎慶應大学教授 を招くことも合わせて明らかにされた。私と学長と國領教授合わせて #山本龍 の三名がこの前橋を加速させる幕開けを発表した。前橋市と前橋国際大は包括提携を結び地域づくりで連携しているとともに、國領氏は前橋市のデジタル分野のアーキテクトを長く務めていることから、会見は前橋市と大学と合同で開いた。

 

 

私は國領先生の著書『サイバー文明論』を読み、前橋市が推進してきたデジタルグリーンシティが間違っていなかったと確信した。めぶくIDを使って誰もがウェルビーイングを実感できる歩みを進めよう」と私は呼び掛けた。

 

ここに少し国領二郎氏の著書からの引用し、國領氏の思考プロセスを私なりに解釈したものをここに記したい。

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新しい文明を構築


デジタル化で古くなった社会制度やそれを支える哲学をデジタル時代に適したものに見直す

20世紀に大成功した近代工業モデルをデジタル経済に合わせなければ矛盾が生じる

明治維新の時に単に蒸気船や電信を受け入れるだけでなく政治体制から法律・芸術・言語に至るまで作り直したように今回も社会の仕組みの全面的な再構築が必要なのだ

大量生産された匿名の山積みされた商品を黙ってかごに入れ名乗ることもなく現金を払って去ってゆく消費者こそ近代工業文明だ

伝統的な地域社会では自分の作ったものがどこで売られ誰が食べてかまで分かった

持ち寄り経済圏 と呼ぶ社会へ日本社会を進化させる=「持ち寄り経済圏」の経済メカニズムに適合したガバメントメカニズムの構築が必要である 

データを社会の公共財として考え政府の管理の下で有効に活用することが情報技術を生み出す価値を最大化して、そして果実を特定富裕層に利益を独占させずに国民全員が豊かに暮らせることにつながる

情報が統合した時に価値が生まれる

センサーで集めた日本中の家の室温の温度はそれ単独では利用価値がない

その室温情報 × 住む人の血圧情報と組み合わせることで室温と血圧の関係が分析できるようになると価値が生まれる


空車のタクシー   ×   タクシーを求める客
アルバイトを求める店  × 空き時間を有効に使いたい人
余剰電力を持つ企業 × 安価エネルギー供給を求める工場

病気や障害があっても社会的な存在として社会に参加できる自己肯定感

ウェルビーイング



結び合わせる力=めぶくID

 

ここに書かれた理念とここに書かれたセキュアなIDはもうすでに前橋が持っているものだ。めぶくペイはだから安全でさらには持ち寄り経済の基盤となる。

唯のスマホの買い物の道具ではない。それならペイペイで充分だ。

 

オンラインの市長選挙も可能だ。あとはやり抜く意思だ。

 

 

めぶくIDのおかげで、世界から何千人ものシステムエンジニアが前橋に引っ越してくる。だから共愛学園の新しい学校の受け皿が必要なんだ。これをスズランの再開発の中で設置する。此処にご門をもつ前橋市長選挙の立候補者がおられるようだが、これは誤解だ。この様な前橋が再生する過程で人材とその子弟教育の場が必要なんだ。

 

こんあ凄い事になっている。

私の先見性ではない。これが当然の未来の姿です。

 

#國領二郎さんは私と同級生の1959年、米国生まれ。東京大経済学部卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで修士、博士を取得する。2000年に慶応大教授に就任、湘南藤沢キャンパス研究所長、総合政策学部長、常任理事、学会や政府の要職を歴任。ぐんまイノベーションアワード(GIA)審査委員長、前橋市のデジタル田園都市国家構想アーキテクト、めぶくグラウンド取締役兼データガバナンス委員長