何処の市長もまちのセールスマンです。私も「前橋」をシティプロモーションで磨き、全国・世界へ発信しています。その象徴が私の胸のバッチです。説明します。3つのバッジをつけていました。それぞれのバッジが前橋が第五の危機を乗り切るビジョンの証です。

【上段】かたつむりはスローシティ国際連盟のバッジ。スローシティとは物事の多様な価値観を大切にするということ。給料が高い人、役職が高い人が偉いという社会観を捨てるということです。幸せは自分の心が決めるということです。今、赤城山に沢山の移住を迎えています。彼らは東京より前橋市や赤城山で暮らすことが幸せに近づくことだと移り住んでいる。面白い個性が輝いています。私にとっては大切な新しい前橋市民です。

 

 

 

【中段】前橋市章です。一昨年、市制130年を迎えました。東京、横浜、水戸に次いで関東で4番目に市になったのが前橋です。このマルは「輪貫き」といって松平大和守の馬印です。合戦のときに自分の部隊がどこにいるかわかるように馬に乗っている武将が背中に差した旗のデザインです。

 

【下段】スーパーシティです。実は前橋市は2022年の4月、スーパーシティの選考に敗れました。日本で5カ所選定されると言っていたけれども、結果的には岸田政権に代わってスーパーシティがいつの間にかデジタル田園都市構想に変化してしまいました。尻切れトンボに終わってしまったので、今はこのバッジは身に着けていません。

その代わり、前橋は岸田内閣の目玉政策である「デジタル田園都市構想」で日本で6カ所のデジタル都市((タイプ3))に認定されました。10億円近い事業費を認定され、新しいデジタルによって田園暮らしを楽しむというビジョンにチャレンジしています。前橋はそのビジョンを「デジタルグリーンシティ」と呼んでいます。そして私の胸にはそれを象徴するどんぐりのバッジが付いています。「デジタルの力で皆がグリーンライフを楽しめるような余裕を生んでいく」というメッセージを込めています。デジタルグリーンシティのビジョンが、今日本中に広がろうとしています。

※歴史都市の復活に関しては次回の解説をお待ちください

※デジタルに関しては既に解説済みです

 

今日は その3つのシティプロモーションのうちのスローシティ:時間軸をゆっくりすることによって高齢者や障害者さらには東京でくたびれ、ゆっくりと暮らしを楽しもうと決めた人たちを赤城に呼び寄せるという政策について解説します。

私が最初にこのスローシティに出会ったのはスローシティを実践しているある移住者鈴木正知さんとの出会いです。彼は元上野動物園の飼育員さん。彼自身も前橋に移住され地域づくりを様々に伝授してくださっています。彼との出会いの中でこういう暮らしを求める都会の人たちの前橋が救いのフィールドになればいいなと考えました。そして世界にはスローシティという概念を実践している自治体の勉強会があることを知りました。「スローシティ」との言葉を私はそこから知ったのです。そして私たちの赤城山のスローシティ活動が始まったのです。そこから移住の希望者が増えてきました。そして鈴木さんを移住の案内人としてコンシュルジュに就任して頂きました。

 

 

鈴木さんが案内してくる面白い東京からの人材が赤城山を面白い地域に変えてきてくださっています。その人物の紹介はあまりにも膨大なのでここでは割愛させて頂きます。2例高紹介します。

お一人は廃止された前橋の下水処理施設をサバゲーセンターに変えて下さいました。

                  ⇓

もう一人は全国に #るうふの宿 という古民家を改修した民泊センターを運営している会社です。前橋で3施設の古い施設を活用した宿泊センターを開こうと動き始めています。一つの施設はまもなく皆さんにお披露目出来るでしょう。

 

前橋市ではこの動きを加速しようと移住コンシェルジュの窓口を

 #道の駅まえばし赤城 に設置しました。実は道の駅自体が前橋のショールームとしてさまざまな移住の可能性を感じてもらえる場所としての位置づけが私の道の駅を上武国道に設置した最も大きな理由です。道の駅自体が利益を上げるのではなく道の駅に寄った方々に赤城山の素晴らしさを感じてもらい移住に導いて行こうとするものです。

 

そして、前橋市は去る人より来る人が上回る

地域になったのです。

 

 

そして今回私はマニフェスト2024でこの赤城を移住人材の居場所にするために、そして前橋を彼らの人材力によってもっと発信できるようにこのようなメニューを皆さんに訴えることにしました

マニフェスト2024には以下の項目を記載しています。それぞれについて詳細なコメントを加えてまいります。

 

●移住大歓迎・支援金は充実

●空き家のリフォーム補助制度

●農地付き空き家バンク登録制度▶古民家リフォームして野菜作り移住希望者が増加

●低利用の公有地や市有施設を市民のアイデアで有効に管理

●公園・低利用の公有地を市民アイデアで管理

●スローシティの取り組みを全国展開

●群馬県と連携して県立赤城公園を整備

●赤城を山岳スポーツの聖地へ

 

●道の駅「まえばし赤城」はスローの拠点▶小さな旅の出発地

 

こうして前橋はスローシティの理念によって

面白いまちへ変わろうとしています。