3/25に市民との対話集会で
【操作が簡単な「スマホ」無償配布を検討中】
と私は発表した。
市民一人ひとりとデジタルで繋がることで、役所の業務と市民のストレスを減らしたい。市民のそれぞれの行政へのニーズを把握しておくことで、小さくても小回りが利いた市役所にしなければ、市役所職員数の減少が続く中で市民も職員も限界がくる。
だから
スーパーシティへ皆さんの力を貸して下さい
とお願いをしました。
前橋スーパーシティ構想は前橋IDの基盤に上に市の行政サービスや民間サービスが市民の手間を省き、その分、スローな時間を生み出すというもの。
マイナンバーカード ・ デジタル通信端末SIMカード ・ 顔認証
を組み合わせて本人確認する「前橋ID」の導入が市のサービスの土台だ。
配布するスマホにはこのIDにひも付けたSIMカードを入れる。
前橋SIMスマホ同士の通話料を無料にすることを検討中。
※なぜこんなことが可能なのか?前橋市自体が通信事業者になるってことです。ドコモの吉澤先輩にお詫びします。せっかく子ども達のタブレットのLTE料金を安くしてくださったのですがm(__)m
スーパーシティに選ばれれば前橋SIMスマホを持つ市民へのサービスが飛躍的進化する。しかし前橋SIMを挿入する端末を持たない市民への行政サービスは変わらない。
市民と市役所が前橋ID・前橋SIMで結ばれば何しろ便利だ。
例えば、市役所の職員が台風の夜に市民電話を受けたとしよう。何か発災時の相談か支援依頼だとすぐわかる。何故なら電話を受ける市役所は、その発信者の属性を、電話を取る前から、「車椅子」で「土砂崩れ危険区域」に、「一人暮らし」しているとの情報を知っている。そして、車椅子で過ごしやすい避難所まで車椅子対応の車両で移送する手配がすぐさま出来る。
スマホを使えない場合、サービスの恩恵を受けられない住民が生まれてしまう。だから、とにかく簡単デジタル通信の端末を高齢者や障害者に配布しないと彼らは置き去りにされてしまう。だから面倒だとのイメージのある「スマホ」という言葉を払拭するために「かんたん・つながるフォン」みたいな愛称を付けたい。そして皆さんに持ってもらいたい。
操作は簡単はボタン6個だけみたいなイメージ。視覚障害の方に音声認識のインターフェース。聴覚障害の方は文字情報か、手話インターフェース、身体の場合はそれぞれのインターフェースをカスタマイズ・・・たくさんのスーパーシティのデジタル技術者が開発して下さる。
※この「かんたん・つながるフォン」を開発し無償配布する仕組みは明日以降に説明します。
前橋市では60歳以上の住民のうち約25%がスマホを持っていない。支給を進めるのは市役所の義務だ。
買い物やデマンドバスの呼び出し、そして投票まで前橋IDや前橋SIMの端末で行うとすると全市民がアクセスできることが求められる。無償配布は当然だ。
このプランは前橋の計画における統括役の一人である日本通信の福田尚久社長の知恵と汗によって生まれた。様々なメディアに取り上げられている福田さんの考えを私の文責で以下にレポートします。
――――――福田さんの言葉――――――――
人がデジタルに近づくのではない。デジタル技術が人に寄り添うのです。だから高齢者も顔払いでサービスや決済が出来るような仕組みを作ります。昔、顔認証で支払いできた。ツケのことだ。デジタルでこのように便利なまちにしましょう。デジタル化が進んでいるが、だ人が技術にあわせている面が強い。前橋のスーパーシティ計画では技術が人に寄り添うようにしたい。
米アップル時代に創設に携わった「アップルID」よりももっと「まえばしI」Dは安全性が高い。ID取得の際に徹底して本人確認するうえ、なりすましできない技術を搭載する。
かつて住んだ米国のシリコンバレーはITと自然が共存する。
#前橋アーバンデザイン #グリーンアンドリラックス #スローシティ の理念と #スーパーシティ によって前橋もその可能性を持っている。
前橋がスーパーシティに選定されれば市民サービスの様々な事業の土台になる【まえばしID】を開発チームが前橋に常駐して多くの企業と共同作業を進めることになる。
このスーパーシティは全国で5地区程度。狭き門だが民間主導による前橋のまちづくりの取り組みは、政府も注目していた。またスーパーシティでは住民のコンセンサスが大切だが、市は何度も住民説明会を開き、経済団体なども含めてみんなが挑戦の気持ちを持っている。
ビジョンに結ばれた前橋の強みだ。




