私は今週、二本の「シン・ニホン」への感想を書いた。その後、以下の講演動画を拝見した。

そして今日もその感想を皆さんへ届けたいと思う。

 

安宅和人さんのメッセージの沁み込み具合が心地いい。私達の”気付き”の先にある”覚醒の行動”こそが未来を造るのだ。

まだ間に合う。

 

そして私が8年間、この前橋市で挑戦してきたことの正義も味わっている。「私は気付いていた!」とは言い難いが、私が焦りに似た気持ちに突き動かされて辿り着いた「今」が的外れな場所ではなかったと確信しています。

 

是非、皆さん、

特に前橋市の目指す #スローシティ #スーパーシティ #前橋アーバンデザイン へ不安を感じる市民には、安宅さんのシン・ニホンや動画講演を読んで感じて頂きたいと思います。

 

前橋市と前橋市が存在する日本がどのような環境にあるのか?

そしてコロナのあとに何に備えるべきか?

私達が未来へ何を残すべきか?

 

を私と共有できると信じています。

 

 

 

 

日本財団STARTLINE Special Session 

【安宅和人が語るスタートラインとは Part1】

https://www.youtube.com/watch?v=YLTneKcSs2Q&list=WL&index=36

 

日本財団STARTLINE Special Session 

【安宅和人が語るスタートラインとは Part2】

https://www.youtube.com/watch?v=-sWGQP6iKms&list=WL&index=35

 

可能性を解き放つ Withコロナ時代の地方論

【湯けむりフォーラム2020】

https://www.youtube.com/watch?v=SJeNK6RAOQ0&t=4153s

 

 

 

私自身からも「シン・ニホン」の読後感や安宅さんの講演動画から私が得た確信や、安宅さんが日本人に届けようとしているメッセージを、私の解釈サマリーを皆さんに伝えます。

【赤字はシン・ニホンの引用 pはページNo】

 

安宅さんは誰も全体像が見えずに中で科学的な情報分析からコロナが簡単に収束しないと予想していた。

 

そしてコロナ禍におけるデータサイエンスの重要性を主張してきた。

 

事実、ビッグデータを活用した対策を迅速に行った中国や台湾はコロナを抑え込んだ。

 

しかし日本ではデータ・AIなどのテクノロジーを使う人材も環境が足りていない。

 

一部の人が新しいテクノロジーの重要性を理解し今の不備を見直し未来を造ってきた。

 

世の中は毎日データで生きている。そかしほとんどの人は、データに依存しながらデータの活用の意味を理解していない。

 

読み書き算盤のように標準的な知識としてのデータサイエンスの共用が足りないのです。

 

だからこそ日本をアップグレードする為に以下の2点が急務

➀富の数%を若者に:つまり教育の形を変える

 

価値創造においてこれまでとは真逆の世界が来ていることを直視しよう。基的拡大のハードワークができるスケール国人材を生み出すことだけに注力してきた日本の人材育成モデルは、根底から刷新が求められている。そもそも生み出そうとしている人材の像、ゴール設定が間違っていたのだ。結果、現在、この日本の教育システムが生み出す最高の人材は、テレビ番組でクイズ王になる、教育評論家や予備校講師になるぐらいしかないという残念なことになってしまう。世界の同世代の若手リーダーが刻一刻と未来を変えていっているそのときに、だ。 【シン・ニホン p150】

 

➁データサイエンスの基礎的教養を広げる

 

 

※企業もチャレンジを

オールドエコノミー側の既存の大企業に革新の先頭や、未来を生み出す主力を担ってもらうという発想は捨てたほうがいい。彼らが集中すべきことは、まとまった経営リソースを活用することで刷新して生き延びることであり、不連続な変革の旗手になることではない。大企業頼みの発想を霞が関、大手町で繰り返し聞くのでここで釘を刺しておきたい。 【シン・ニホン p140】

 

 

コロナによって人々が「今までの仕組みに?と気付いた」。

今こそ未来を造るチャンス

何十年も不要と言われたハンコが本当に消える。岩盤だった慣例を打ち破るチャンス

日本は明治維新や戦後復興などの日本の挑戦を開設しながら、彼は映画シンゴジラのなかの最後のセリフを引用している

 

「この国はスクラップ&ビルドで

 のし上がってきた。今度も立ち上がれる。」

 

とのこのせりふがピッタリとはまります。

 

以下より引用 この部分は最終の10秒です。

 

 

 

そして安宅さんは次のパンデミックに備えるために準備しようと呼びかけている。彼はパンデミックレディつまり「感染症への対応完了」の状況を如何に作るかを説いている。

私達、人類が起こそうとしているふたつのリスクを例示している。

 

★野生動物の空間を人間が侵食している

 

★温暖化で氷河の中のウィルスが溶け出す

 

 

そして最後に私達日本人の得意技を提案しています。

「我々の多様な想像力、妄想力をテコにこのデジタル新の力で世の中をことごとく刷新し新しい価値を生む出すべき」と安宅さんは語っている。

それが日本の勝ち筋だったと・・・

攻殻機動隊 ドラえもん ・・・・ このイマジネーションを形にする事こそ日本の復活なんだ。

 

 

 

 安宅さんは、スローシティに関わる言葉も

   私達に届けているので紹介する

 

別に週5日、日に7時間も働く必要はない。週1日あるいは1日1~2時間ければそれでもいい。そして細切れで3つも4つもの仕事をやってもいいはずだ。これらの変化とともに、時間を売る時代は終わり、アウトプットが仕事の成果になる時代になる。僕らは時間に縛られることはなくなり、自由になる。

 

それをテクノロジーがサポートできれば

 豊かな未来はやってくるはずだ。

 

人間はもっと技術の力を使えば、自然と共に豊かに、人間らしく暮らすことができる空間を生み出せる。経済とテクノロジーが発展した今、我々は機能的な社会を作り上げることに成功したが、自然との隔たりがある社会に住むようになり、人間らしい暮らしが失われつつある。これは現在生きる我々の幸福だけの問題ではない。これからの世代にとってのステキな未来を創るための題でもある。「風の谷を創る」プロジェクトは、テクノロジーの力を使い倒し、自然と共に人間らしく豊かな君らしを実現するための行動プロジェクトである。

 

 

 

最後に「都市景観」にも安宅さんはメッセージを送ってくれている。前橋のまちデザインへの示唆とも励ましにも感じる言葉を紹介したい。

 

風景、景観 (ランドスケープ)に対する視点が十分に持ち込めていない。日本の多くの街の風景は地方都市ですら貧しい。弥生時代以降だけでも2000年近くの歴史を持つ国でありながら、大半の街は見た目には歴史と文化的な を喪失している状況で、ぱっと見て区別することすら厳しい。京都を除くほぼすべての主要都市が先の大戦で破壊され、そのまま戦後の復興期、高度成長期の中で、グランドデザインがないまま、多くの建物が立ち、道が敷かれたからだ。6章で議論するが、これから都市は全世界的にコモディティ化し、それ以外の空間の価値が大切になってくる可能性が高い。また、そのコモディティ化する流れにある都市では、ただ単にテクノロジー化するゲームは終わり、環境的に持続可能で、次々と建て替えなくとも味わいのある空間を作れるかどうかが大切になる。時代観への意識を高め、未来への想像力を高める、すなわち「自分たちの未来の空間をどうやって作るかを考える」ことはこれからの世代にとっての価値創出そのものだ。幸いデジタルツイン化の展開も急速に進んでおり、物理空間とデジタル世界との相性も急激に上がりつつある。この視点をしっかりと取り込むことは、この持続可能性が問われる世紀初頭の初等・中等教育革新の大きな一歩になるのではないだろうか。【シン・ニホン p238】

 

最後に皆さん気付かれただろうか?

ふたつの動画画面の右に表示されている関連動画に紹介に前橋市のマンション「シティテラス」の宣伝ページが表示されている。

 

 

どのような仕組みで、私達の個人情報が活用されているか?

その背景にあるデータサイエンスを活用するビジネスとは?

多くの人は漠然とした不安と、便利の両方を感じておられる。

 

だからこそ、このグラフで比較される世界の中の日本の立ち位置を知ってほしい。アメリカ英国中国に比べて理工系人材が少ないことを。そしてデータサイエンスの素養が不足している現状を。>

 

だからこそ前橋市は一人一台タブレットによって子ども達の学びの形を変えようとしています。けしてパンデミックの長期一斉休校への学びの継続の為だけではありません。

 

「学び」そのものへの変革です。このスタートにやっと立ッた。前橋市ではすべてのスタートが始まっています。

 

・市役所に行かなくても行政サービスが受けられる仕組み

・高齢者や障害者が車がなくても外出できる仕組み

・医療や福祉、教育が適時最適化して受けられる仕組み

・外国人、LGBT・・多様性を守る仕組み

・スローな暮らしを楽しめるコミュニティを築く仕組み

・デザインによってコミュニテを結びあえるまちの仕組み

 

前橋では全てが準備できた。

Maebashi. We are already.